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『人生に安堵するって??』

正直、人生に安堵するなんていう感覚、
よくわかりませんでした。


人間関係、お金、仕事、体のこと、、
不安や恐れを数えればキリがなく。
もうそんなに若くもない。


私の場合は特に人間関係や体のことの不安が常にあったので、
生活の上で色んな制限を自分にかけていて、常に自己防衛やコントロールの中で生きていました。


自分の想定出来ないことが起きて困らないように、
極力問題を作らないように、
とにかくトラブルを避けようと必死で。


それでも人生には色んな出来事が起きてくる。
自分にとって不都合なことは嫌だから問題解決を焦ったり、そうならないよう対策を練ったり。


そんな人生は、慌ただしく毎週末には一時の現実逃避先を探すようなことの繰り返しで。



願えば叶う、引き寄せとか、ポジティブ思考とか
そういう思想は好きで一生懸命、それが正しいことだ!と強く興味を持っていたけど、
むしろ常にある不安や恐怖を本当の意味で打ち消せなかったからこそ、そこに強い興味を持ち続けたのだと思います。
一時的にでも何かを信じたかった。


そんな私が今、人生に安堵感を感じはじめている?なんて。


本当に奇跡のようなこと。 


感じ始めているというのか、その中に気がついたらいたというのか。


仕事もお金も人間関係も体調も、何の不安もなく問題もないと感じながら生きていられるのだから。


でもそれは、健康になったとか転職がうまくいったとかパートナーがなどということではもちろんなく。


出来事が良いことばかりとか、何も起きない穏やかな日々とか、そういうことでは全くなくて。


何とも説明がつかないからこそ奇跡のように感じていて。


説明はできないけど


ネガティブな出来事だと感じていたことが
全くそうではなかったと具体的にわかったことももちろんだけど、それによって
人生を通してみたら、
ネガティブな出来事もポジティブな出来事も存在しないのだということ知ることができたこと。
大きな人生の流れがあって、
それが自分だけの人生じゃなく
関わる人全ての人生が繋がっているという事実を
バトンを通じてリアルに知ったからだと思います。


だからこそ、これからの自分の人生が愉しみだし、関わる人たちの人生がどうなるのかも愉しみなんですよね。



私は今、揺るぎようのない安心感の中にいて
普通の生活が出来ていることが、ありがたくて仕方なくて。


そして、人と関わることがこんなにも無邪気な気持ちで嬉しいと感じているのはとても久しぶりだなって。


「あぁ、小さい頃はいつもこんな感じだったなぁ」

と思い出しました。


唐突ですけど、つい最近レモンの木にいた青虫を見て、「可愛い♡」と感じたんですよ(笑)
可愛いという言葉しかないから表現は難しいけどなんとも言えない感覚に包まれて。


この感覚って、4歳くらいの時も感じていたのに
随分と感じられなくなっていたものだな、と。


長年、人を人だとも感じられず、植物も動物や虫たちも同様で、自分すらも感じられなくなっていたのに、
そんな風に感じられたことがとても嬉しかったのです。



人生というものを知ること。

自分を知り、相手を知ること。

それが本当の人生の安堵感に繋がっていく。
どんなことが起きようとも。


私はバトンに出会えてよかったと心から思う。

自分の人生を実感を持って歩みたいから。




michiru

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