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「アクアポリン」それぞれの働きは?

前回、13種類のアクアポリンがあることをお伝えしました。今回は、それぞれのアクアポリンについて特徴を説明します。

アクアポリンにはそれぞれ分布する場所と特徴があります。
アクアポリンは水を透過する以外にも、グリセロール(脂質の構成成分)やアンモニアなどを通すアクアポリンが存在します。
ここでは、水とグリセロールを通す4種類のアクアポリンに絞ってご紹介します。

その4種類とは、AQP1、AQP3、AQP5、AQP7です。
※「AQP」とはアクアポリンの略称

AQP1は、身体のほとんどの部分に分布しています。
13種類のアクアポリンの中では、最も水透過性能が高く、AQP1の透過性が高いお水は、普通の水に比べて全身の細胞を活性化してくれる、と考えられます。

AQP3は、皮膚に多く分布しています。AQP3の働きが悪いと、皮膚の乾燥がひどくなると言われています。
そしてAQP3は、水だけではなくグリセロールを透過します。AQP3は水透過性は低いのですが、グリセロールを透過する性質があるので、皮膚の保湿には大変重要です。

AQP5、AQP7については、次回説明予定!

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