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いつもお世話になっております。MICHInoXの本田椋です。

ご挨拶が遅くなってしまいましたが、2024年5月1日付けの劇団名変更とともに、劇団代表としての任を退くこととなりました。

2014年より、劇団 短距離男道ミサイル二代目代表として務めて参りました。
光陰矢のごとしとは言いますが、正にあっという間の10年間でした。

私は、至らないところ、未熟なところだらけの代表でしたが、劇団内に限らず、本当に多くの方にご支援頂き、応援して頂き、これまでの活動を続けることができました。
改めまして、本当にありがとうございました。

また「男道ミサイル」としての10年の活動を振り返ると、東北のみならず、全国の様々な土地へと伺い、人と出会い、演劇によって通じ合い、かけがえのない貴重な経験を得ることができました。
このご縁を大切に、また次の10年に向けて、力強くMICHInoXの活動を展開していくため、今後は代表としてではなく、主に作・演出・俳優の立場から創作の中心に立つことで劇団を牽引していけるよう努めて参ります。

後任として、宮城県亘理町出身の武者匠が新たな代表を務めます。
劇団の顔として、東北の想いにより深く共感し、劇団の力をひとつにまとめてくれることと思います。彼なら東北を背負って、東北を代表して、舞台に立てると信じています。

作家の高橋克彦さんはリーダーの条件について、以下のように述べています。

「東日本大震災を経験したことで見えてきた、新たなリーダー像もあるのではないか。頭脳とか、行動力といった理由からではなく、何故か自然と輪の中心にいる人――なんだか頼りない奴だけど、でも、あいつがいるといいよね――そんな人が、これからのリーダーになっていくのではと思っている。」

髙橋克彦「東北・蝦夷の魂」より

「郷土愛のないリーダーは最悪だ」とも述べられています。しかし、郷土愛があれば、いずれは輝きを放つ存在になるのだ、と。
郷土愛、というと少し固いかもしれませんが、それはすなわち、身の回りの人々を大切にし、自分が暮らしたり、働いたりする街の人々を想い、強い覚悟を持って、他者のために行動できる人物であるということだと思います。
ぜひ皆様も輝ける頼りなきリーダーを大いに応援して頂けると嬉しいです。

新たな劇団名の下、新体制で走り出すMICHInoXを、何卒、今後とも宜しくお願い致します。

2024年6月1日 本田椋

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