自他共の幸福を実現する道を発見することが、言論戦における真の勝利ではないかと思います

言論戦には、当事者がいます。自分と相手です。

言論戦の勝利とは、自分の主張が通ったり、自分が受け入れられる妥結点を発見したりすることで、自分が利益を得られることです。逆に、言論戦の敗北とは、自分の主張が通らなかったり、相手の意見に譲歩して従ったり、自分が受け入れられる妥結点を発見することができず、交渉が決裂したりして、自分が利益を得られないことです。つまり、利益を確保できれば勝利で、利益を確保できなければ敗北ということです。

言論戦において、自分が勝利をおさめることは良いことですが、自分だけが勝つことはあまり良いことではありません。相手が全く利益を得られないとなれば、相手との関係が悪化してしまうでしょう。

言論戦の真の勝利とは、自分も相手も利益を得られるように結論することだと思います。そのためには、自分と相手が共に受け入れられる妥結点を発見することが必要です。お互いに受け入れられる妥結点を発見することができれば、お互いに利益を確保することができます。これにより、以後の関係が良好に保てます。

結局、言論戦を行う際には、自他共の幸福を実現する道を発見するつもりで議論することが大切なのです。そして、結果として、お互いに利益を確保することが大切です。お互いが利益を確保して、お互いが言論戦に勝利すること、それが、言論戦の真の勝利だと思います。