人は何のために自分や他人とコミュニケーションを取るのか?

突き詰めて言えば、生きるためです。

人は社会的な動物です。人は1人では生きていけません。人が生きていくためには、他人と関わる必要があります。そして、他人との関わりの中に、他人とのコミュニケーションがあるのです。

人が生きていくための方法は、大きく分けて2通りしかありません。他人を従えて生きるか、他人に従って生きるかの2択です。

他人に従って生きる場合には、何でも他人の言うことを聞かなくてはなりません。自分がどうしたいかという気持ちは全て我慢して、他人の望みどおりになるように全力を尽くさなくてはなりません。その意味で、他人に従って生きる方法は、自分を殺す生き方と言えます。他人に従って生きる方法は、自分を殺す生き方なので、生き生きすることはできません。常にストレスを感じながら、嫌なことも我慢してやらなくてはなりません。

他人に従って生きる生き方は、自分を殺す代わりに、他人に養ってもらうことができます。資本主義経済の社会では、会社勤めする労働者は、会社から給料を受け取ることができます。給料を受け取ることができれば、生計を立てていくことができるため、何とか生きていけます。だから、給料は、耐ストレス料、我慢料なのです。

安定を求める人は、ストレスに耐え、嫌なことも我慢して行い、給料を受け取る生活をすれば良いでしょう。例えそれが、常に自分を押し殺し、何の自由もない生活だとしても。

自分を殺す生き方が嫌な人は、他人に従う生き方をすることはできません。他人を従える生き方をするしかありません。

他人を従える生き方をする人は、自由を獲得することができます。他人を従える生き方をする人は、高い報酬を受け取ることができます。他人を従える生き方をする人は、自分が働かなくても、他人が代わりに働いてくれるので、好きなときに好きなことを好きなだけして暮らすことができます。

自由や高い報酬を手に入れる代わりに、他人を従える生き方をする人は、他人や社会に役に立つ働きをする必要があります。また、他人を従える生き方をする人は、他人の面倒を見てあげる必要があります。他人を従える生き方をする人は、様々なことを学び、体得していかなくてはなりません。ビジネスのこと、人間関係のこと、税金のこと、社会や他人の需要状況などを知り尽くさなくてはなりません。税理士や会計士、弁護士らと協力して、ビジネスを守っていかなくてはなりません。

それに、他人を従える生き方をする人は、他人を養っていかなければなりません。自分に従ってくれる人に対して、喜んで給料を支払わなくてはなりません。しかも、他人が生きていけるだけのギリギリの量の給料を支払う配慮も求められます。給料は多ければよいというものではないのです。

他人を従える生き方をする人も、最終的には、消費者に雇われています。だから、ボスは消費者です。消費者が受けたサービスが、値段相応だと思ってもらえないと、その消費者は二度と買ってくれないばかりか、あなたの会社のことを悪く言いふらすでしょう。

消費書をも従えるビジネスモデルはあるのでしょうか?あなたの会社がある分野のリーダーで、世界をリードしつつ、あなたの会社の取り組んでいることを世界に普及させるという場合ならば、あなたの会社は消費書をリードする役割になるので、あなたは消費者に従うのではなく、消費者を従えることができるでしょう。

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