竹本倫紀は、全宇宙の全てを愛しています。

「竹本倫紀は、全宇宙の全てを愛しています。」と、竹本倫紀が言うとき、竹本倫紀の世界には国境が無いので、竹本倫紀の愛の宣言は、全宇宙の全てに及びます。ところが、主権国家体制存続状態の世界を持つ人が、「私は、全宇宙の全てを愛しています。」と言っても、その人の言葉は、国境に阻まれて、その人の所属する国家の国境内の全てを愛するに留まってしまいます。国境のある世界に住む人は、国境外の物を愛することは許されないのです。


国境がある世界に住む人は、自国の利益を最大化するために専念することが求められます。基本的に、国境がある世界に住む人にとっては、外国は敵です。この理由は、外国とは、自分たちの側にない存在であるがゆえに、構造的に外国は敵性対象となってしまうのです。


そんな中で、竹本倫紀は、全宇宙の全知的生命体を愛することを選んだのです。その論理的帰結が、全宇宙恒久唯一国家日本存立状態の成立だったのです。

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