泣くロミオと怒るジュリエット~今年のベストワン候補がここに。これをジャニーズファンだけのものにしてはならない。

#泣くロミオと怒るジュリエット
ブラボーの一言。もちろん場内盛大なスタンディングオベーション。ロミジュリを戦後の大阪、愚連隊に大胆に翻案した上、オールメール。しかし、物語として見事に世界を創造し、笑いも涙も、徹底的である。差別や貧困も織り込みつつ、汗臭く気持ち悪く、でもあくまで優しく、美しい。これこそ愛だと、なぜか感じ入る。
ジャニーズWESTって何？だし、2階席男俺だけでカップルさえいないし、女子が笑ったり泣いたりすごい雰囲気なんだけど、桐山照史さんは、青臭いけど色気あるし、何より柄本時生さんのジュリエットへの「好きさ」がほとばしって信じがたい。ラストは、ああ、やっぱり愛こそがすべてだと、美しくも感動的。2階席、装置も演出もダイナミックなので、かえってよかったかもと。3月4日まで。今年見るべき一本。けっこうネット上に、定価かそれ以下のチケット出回ってます。