見出し画像

アルネ・スロットのサッカーを見ました


アルネ・スロット

直近のELローマ戦とエールディヴィジRKC戦

フォーメーションは4231-442

ビルドアップは2ボランチの一角、10番のKökçüが運動量豊富に上下運動をしCBを助ける形
AZ時代も似たような役割を設けてたようで良くも悪くもチームの中心
左サイドはオーソドックスなウイングとサイドバックの組み合わせ
ウイングが切り込んでSBがオーバーラップしたり、スペースに飛び込んだウイングにパスを出したりする組み立て

右サイドが特殊で右SBのGeertruidaが中に入ってきてボランチのポジションに入るのだが、右ボランチ20番のWiefferが高くポジションを取ったりするわけでもないので渋滞が頻発する
右ウイングはライン際に張り付いてキープしてアンダーラップを待ったり、そのままドリブルで勝負したりする
何度か20番/4番のアンダーラップで良い場面を作ることもあるのだが、役割が被っている故かどちらが行くのか決まってないようなシーンも見られ熟練度の不足を感じた

トップ下とSTはあまりサイドに流れるようなことはせず、中央で経由点として動くような感じ
サイド攻撃が多いフェイエノールト多いこともあり、中央はたびたび渋滞が起こっている


簡単図

プレッシング意識は高い
前線から高く全員で追い込んでいきファイナルサードまで追うことも珍しくない
選手年齢がある程度若いこともあり奪いきれる自信があるのか、運動量で勝負といったところ
奪いきれずに躱されてカウンターでピンチになることも少なくない


ビルドアップもプレスもテンポが高く、期待値が低そうなパスでも出していき繋がればok カットされれば即回収に走るというのが大まかな狙いだろう
まだまだ粗削りで選手の役割整理が不明瞭な部分もあるが、監督の経験が短い中で、戦術を落とし込みそれを選手に実行させている手腕は注視する価値があるだろう
44歳という年齢もある、これからの成長が楽しみな監督だ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?