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michinaru株式会社 マガジン

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michinaru株式会社の公式note及び、メンバーの発信をまとめています。
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#ファーストペンギン

「学習する組織」から学ぶ、事業創造に大切な3つのポイント

michinaru株式会社で学生インターンをしている若林です。 「変化を起こす挑戦者を創る」というミッションの元、新しい事業を生み出す人や組織づくりについて日々勉強をしています。 今週は『「学習する組織」入門 小田理一郎著』を読み返していました。 組織開発に関わる方であれば一度は読んだことがある人も多いかもしれません。事業環境の変化が激しい現代において求められる、柔軟に進化していく組織を生み出すプロセスが丁寧に書いてある素晴らしい本です。 この記事では事業を生み出す組織

マーケティング5.0を読む前に現在の視点からマーケティング4.0を振り返る

michinaru株式会社の若林です。ファーストペンギンを紹介してきた記事をいつも読んでいただきありがとうございます。今週からは少し角度を変えて、読者の皆さんの背中を押す知見をお伝えできる記事を書けたらと思っています。 ご存知の方も多いかと思いますが「近代マーケティングの父」と称されるフィリップ・コトラー氏の『マーケティング5.0』が今年の2月3日に出版されました。 コトラー氏はマーケティングの概念をアップデートさせることで「マーケティング x.0」シリーズを書いています

vol.12 「世界の知見をつなぎ」イノベーションを誘発するファーストペンギン 〜ビザスク端羽英子氏さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第12号の記事では株式会社ビザスクを立ち上げ、「世界中の知見をつなぎ」イノベーションを誘発し続けているの端羽英子さんのはじめの一歩を紹介します。 学生結婚をきっかけに将来のビジョンが変化する熊本県出身で父親が地方銀行勤務、母親は専業主婦だったという端羽英子氏は3姉妹の末っ子で一番上の姉とは10歳違いだと

vol.11 熱海を再び盛り上げたファーストペンギン 〜machimori市来広一郎さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第11号の記事では株式会社machimoriを立ち上げ、熱海の街を盛り上げ続けている市来広一郎さんのはじめの一歩を紹介します。 「故郷を失った感覚」を覚えた原体験市来氏は熱海に生まれ、高校まで熱海で生活をしていた。その後、物理の勉強をするため都内の大学へ進学をしていた。 そんな中、彼が20歳の時に両親が

vol.10 農業の価値を高め続けるファーストペンギン 〜サラダボウル:田中進さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第10号の記事では株式会社サラダボウルを立ち上げ、農業の価値を高め続けている田中進さんのはじめの一歩を紹介します。 農家の息子であることが恥ずかしくて、金融の道に進む 山梨県で生まれた田中氏の実家は専業農家であり「絶対に農家になるな。」というのが両親の口癖だった。「農業は儲からない」という愚痴が深刻に農

vol.8 「世の中を面白くする」スペースシェアサービスを生み出したファーストペンギン〜スペースマーケット:重松大輔さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第8号の記事では当時日本ではあまり行われていなかったスペースシェアリングサービス「スペースマーケット」を立ち上げた、重松大輔さんの始めの一歩を紹介します。 社外に刺激を求めていたサラリーマン時代の出会い STRATUP DB インタビュー記事より 新卒からの5年間、大手通信会社に勤めていた重松氏は社

vol.7 デザインの力で世界を前進させているファーストペンギン〜Goodpatch:土屋尚史さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第7号の記事では無料のニュースアプリ「グノシー」のUIデザインや、プロトタイピングツール「Prott」を手がける株式会社Goodpatchを立ち上げた土屋尚史氏の始めの一歩を紹介します。 大学時代に患った大病が人生の転機となった 大学生の頃に”死”を連想せざるを得ない大病を患ったという土屋氏。ほとんど大

vol.6 途上国の友人を助けるために事業を生み出したファーストペンギン〜シェリーココ:川口莉穂さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第6号の記事では「パーニュ」と呼ばれる西アフリカで流通する伝統的な布から、日本人向けの浴衣を縫製し、現地の雇用創出をしている株式会社シェリーココの代表である川口莉穂さんの始めの一歩を紹介します。 一人の女性との出会いが生み出したシェリーココの原点高校二年生の時、タイへ留学したことをきっかけに途上国の抱

Willを言語にすると事業は動き出す

前回から「事業を創るWillを育む」をテーマに書いてきましたが、今回は育んだWillを可視化しよう、というお話しです。 もう10年以上も前ですが、今でも記憶に残っているシーンがあります。 それはある外資系企業に訪問した際に、受付横の壁一面に飾られていた大きな写真が気になりました。 (写真はイメージです) 映っているのは、広くて大きな石垣の写真である。荒涼とした大地に広がる石垣。 「なぜこんな写真が飾ってあるのか」と担当者に聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

vol.5 ”普通”じゃないという可能性を世の中に伝えるファーストペンギン 〜ヘラルボニー:松田兄弟のはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第5号の記事では「異彩を、放て。」というミッションを掲げ、障害のあるアーティストによって創造されたアート作品を様々な形で社会に届け、福祉を起点に新たな文化を生み出している、株式会社ヘラルボニーを立ち上げた、松田兄弟のはじめの一歩を紹介します。 『るんびにい美術館』での作品に衝撃を受けたことがきっかけに

事業を創るWillを育むための反利き腕トレーニング/お得を捨て、直感を信じよ!

前回のnoteにて、事業創造では既存事業で使っていた利き腕が使えない、という話を書きました。 (色々誤解がある表現ですが、とっても端的に言うと、です。) そして、事業創造には生み出したいというWillが大切。 自分のやりたいこと、実現したいことからスタートしようと言っていますが、これまで「決められたこと」に従い、働いてきた私たちはいきなり「やりたいことは?」と問われても困ってしまいます。 さらに言えば、多くの人は子供の頃から「やりたいこと」よりも「やるべきこと」に時間を

vol.4 山積みの課題をビジネスチャンスに変えるファーストペンギン〜小高ワーカーズベース:和田智行さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。 組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第4号の記事では、「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」というビジョンの会社を立ち上げ、福島県南相馬市小高区に新たな事業を生み出し続けている和田智行氏のはじめの一歩を紹介します。 僕らはゼロからではなく、マイナスから出発しました。 和田氏は、東京でITベンチャーを2社立ち上げた後、地元で

事業創造を企むファーストペンギンが鍛えるべき"反利き腕"

こんにちは、ミチナル新規事業研究所の菊池です。 今日は、事業創造を企むファーストペンギンが、『どんな力を養うべきか』について書きたいと思います。 さて、私たちmichinaruの事業テーマは「変化を起こす挑戦者づくり」。 (先日ホームページがアップしました!) 事業創造する人材の育成は、まさにどストライクの活動ではあるのですが 「我が社には事業を提案してくれる社員はいないんですよー」 という嘆きの声を企業様からよく聞くのです。 そしてこの「事業を提案する社員がい

vol.3 高齢者の元気と輝きを生み出し続けるファーストペンギン〜いろどり:横石知二さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。 組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第3号の記事では株式会社いろどりを立ち上げ「葉っぱビジネス」通じて、高齢の女性を中心に上勝町民の生きがいを生み出している横石知二氏のはじめの一歩をします。 なんて町に来てしまったのか。というのが正直な気持ちだった。横石氏は1979年の春、徳島県立農業大学校を卒業してすぐ上勝町農協に営農指導員として、農