LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略の感想

今日はLIFE SHIFT 100年時代の人生戦略についてお話していきたいと思います。


働き手の数が減り、年金財源を支える人の数が減っています。こうした状況で、賦課方式の年金は、言ってみれば手の込んだネズミ講の様相を呈しはじめた。という文言が私がずっと思ってきたことだったので、印象深いです。


昔は年金を支払えばそれより多くの年金を受け取れており、皆さんが年金をかけるのもよく分かりましたが、今の若者世代は年金をかけ続けてもその額の半分ももらえるかどうかわからない。いわゆるかけた分だけ損をする制度となっています。ただでさえ現状は所得が落ち込み、消費税も上がるのに将来の備えのはずの年金がただ上の世代を支えるために払わされており、どんどん若い世代が首を狭められているように思えてなりません。厳しい時代であると痛感しています。


これから100年生きる時代が来るとなったとき、引退する時期やマルチステージとしての人生を考えていく必要がある。最近思うようになってきましたが、フルタイムで働くよりも週4日で働きその空いた時間を無形資産の形成に費やすなどの方法は非常に有効であるように感じました。今はインターネットの普及により容易く知識を学べる機会が増えています、これを上手く活用し知識や新たな人脈を増やして自分をリ・クリエーションしていくことは本当に重要であると思います。


作中にもあったように労働者側と企業側の考えが変わりつつあるように感じました。企業側はいまだに古くからの慣習である3ステージの体系が強い。しかし企業側に求めるばかりではなく、労働者側もあらゆる選択を自分でしていき、無形資産への投資、将来への貯蓄などを考慮した長期計画を立てる必要が出てきます。


働く際に何を重視して働くのか?賃金なのか時間なのか何を基準とし、人生どのタイミングで移行期間を体験するかなど本当に選択肢が幅広く、長い目で行動に移して開拓していかなければなりません。そのためにも自己効力感、自己主体感を持ち、自分で人生の行路を決断していきたいです。

この本を読んで確かに長生きをすることはお金の面で厳しい現状もありますが、悪いことばかりではなく良い点もたくさんあると気づきました。人生が長くなればその分楽しいこと、趣味や余暇の時間も増えるということです。今までは時間が無くてやりたいことを引退後に回して結局出来なかったということが減り、健康で元気な時から自分のやりたいことを見つめなおせるそして諦めてしまった夢も後から挑戦することが出来るのではないかと思います。今の時代に合わせてその変化に適応していける人になれば人生をより良い素晴らしい物に出来ることが可能になります。


この本を読んで長生きすることの意味や自分の人生を見つめ直す機会を持つ人が増えていって欲しいなと思います。


ご覧頂きありがとうございました✨

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