Asc 蠍が関係あるかどうか?蠍の毒に耐性あった話
蠍に刺されたことがあります。
それも二度。
家族でタイ北部カレン族の村に住んでいた時のことです。ちょうど夫は長期の出張中で、一歳の娘と二人での生活中でした。
何か起きる時って、往々にしてそういう時ですよね。
竹でできた、高床式の家の中。
朝布団を上げていたら、チクッと鋭い痛みが。
そして足元から走り去る影。
それは、小さいけれど紛れもなくあのカタチ。
大きなハサミを二つ持ち、尻尾に針のある
蠍でした。
タイ語の話せる若い人たちは出払っていて、
いたのは普段はカレン語でコミュニケーションをとっているお年の大きい人たち。
蠍!蠍!
蠍のカレン語わからない😱!
焦ったわたしはスケッチブックに蠍の絵を描き(今思えばこの辺が悠長)、
「今これに刺された!わたしは死ぬのか⁈」
と聞きました。
すると、みなさんゲラゲラ大爆笑。
「死にたいと思うかもしれないけど、
死ねないよ」とのお返事。
聞けば、その辺りの小さな蠍では、死ぬことはないのだそう。
確かに、間違いなく蠍ではあったけれど、全長10センチにも満たないかわいい大きさの蠍ちゃんでした。
「ちなみに」
おじいさんの話は続く。
「1ヶ月くらい前に、あそこの家のあばさんが刺された時は、脚全体がこーんなに腫れて、
殺してくれ〜、って一晩中叫んでたよ」
と、大変ありがたくない情報を嬉しそうに教えてくれます。
「おしっこかけときな」
どんなふうになるかは、刺されてみないとわからないのだそうです。
お酒が体に合う合わない、アルコールを分解しやすい体とそうでない体があるように、
その蠍も、人によってすごく腫れて痛んだり、それほどでもなかったりするらしいです。
結論は題名に書いてしまったのですが、
わたしの場合は、
大して腫れませんでした。
一日中「痛いな」とズキズキし、意識は常に足に向く、という程度。
腫れも痛みも蜂にアシナガバチに刺された時くらいでした(この例えがもしかしたら余計わからないですよね?)。
ついでに、この1ヶ月後にも再び刺されたのですが、この時は
「アブかミツバチに刺された程度」
(またわからない例えでしょうか‥)
半日くらいは痛かったのですが、その程度済みました。
一度目の痛さとは別物、楽なものでした。
日本から来た小娘(もう人の親でしたが)が、蠍に刺されてのたうちまわらない、なんなら村人の誰より涼しい顔をしている、というのはおじいさんたちをかなり失望させたようでした。
二回とも、日本から持って行っていたキンカンを塗ったので、キンカンが素晴らしく蠍の毒に効く、ということでなかったら、わたしの体は蠍の毒に最もフィットするタイプだったようです。
もうかれこれ二十数年前のことです。
すっかり忘れていましたが、最近
自分の生まれた時の星の配置で
アセンダント(生まれた時に東の地平線上にあった星座が)蠍座
ライジング海王星も蠍座に
ということを意識する機会があり、
意外と蠍にご縁があったんだな🤭
と思い出して書いてみました。
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