YouTubeの利用規約に違反してる?判断に迷ったら……
どうも、ウェブディレクター兼タロット占い師の沙々音です。
この投稿は、こちらの記事のオマケです。
自分のやりたいことが、YouTubeの利用規約に違反しているかどうか?
判断に迷ったら、YouTubeのビジネスモデルについて考えましょう。
わ〜!ビジネスモデル!カタカナ!なんちゃかコンサルタントみたいで怖い!難しそう!
でもこれはYouTubeに限らず、すべてのSNSやプラットフォームについて考えるときに良い指針になりますのでご紹介しますね。
全然怖くないので大丈夫です。
YouTubeのビジネスモデル、すなわち、YouTubeがどのように売上を上げているかを考えれば、どのような行為がOKなのか?NGなのか?はざっくりわかるようになります。
YouTubeはだいたいこんな感じで売上を上げています。
広告収入
有料プラン「YouTubeプレミアム」の提供(広告なし・バックグラウンド再生可など)
映画などのコンテンツの有料配信
メンバーシップ
一番大きいのはもちろん、広告収入でしょうね。
調べても配分はあまり出てこないけど、コロナ禍での外出自粛が追い風となって少なくとも2019年の広告収入は好調だったようです。
さて、あなたがYouTubeさんだとしたら……と考えてみてください。
「広告で売上を上げなさい」と社長に言われたら、大切にするのはもちろん視聴ユーザーですよね。
動画を見てくれるユーザーが広告もついでに見てくれるおかげで、YouTubeの事業が成り立っているわけですから。
もっと質の良い動画を配信してほしいから日々アルゴリズムを改良して動画クリエイターを評価しているし、日々視聴ユーザーの好みを分析しているし、視聴ユーザーが好きそうな動画が優先表示されるように工夫しています。
すべては動画と広告をたくさん見てもらうため。
では、限定公開動画は?
公開が限定されていることによって必然的に再生回数が限られてしまう限定公開動画が、YouTubeに多くの利益をもたらすことができないであろうことは、想像に難くありません。
ユーザーがYouTubeを使う体験をより良いものにするために備わっているだけで、要はオマケのサービスです。
しかし、そんなオマケの限定公開動画も常時ネット上で見れる状態にするためには、その分のコストもわざわざかけて、しっかりとサーバーを維持する必要があります。
「クラウド」とはよく言いますが、動画はネット上をぷわ〜っと漂っているものではありません。
noteの記事の情報もそうですが、このデータたちはサーバーという機械に保存されています。
一説によると、体育館のようなだだっ広い施設に何台ものパソコンのような機械がたくさん並んでいるのだとか。
想像してみてください……夏の暑い体育館を。
この猛暑・酷暑の令和になってやっと小学校の体育館に設置されたエアコン……考えただけでお金がかかりそうですが、子どもたちの命を守るためには致し方ありません。
そんな機械のための体育館(?)が世界各地にあるとかないとか。
(もちろんYouTubeもAmazonも、どこの会社も重要機密事項ですよね。建物に火をつけられたりしたらおしまいです)
で、
どうして他人のビジネスの売上を上げるために、YouTubeがわざわざ無料でサーバーを維持してあげないといけないのでしょう?
急に想像の世界からグッとハンドルを切ってちょっとショッキングな表現をしてしまいましたが、規約で違反となっている理由について、これでピンときたのではないでしょうか。
YouTubeやらGoogleやら、ネットには無料で使えるサービスが多くて、様々なモノやサービスが無料で提供されるのが当たり前のような感じしてしまいますが、ネットでサービスを受けられるということは、その裏には見えない多くの人たちの労働力はもちろん、仕組みを守る設備とその維持費がかかっているということです。
YouTubeとて、ビジネスとしてそこはシビアに資金繰りをしなければなりません。
Twitterでは「検知する方法はないと思うけど」とボヤきましたが、限度の問題であって、「明らかに不自然なくらい限定公開の動画ばっかりで、どうも商用利用してるっぽい」とYouTubeに気づかれると容赦なくアカウントがBAN(バン)されますので、ご注意くださいね。
確かにGoogleはその辺のスパム判定がちょっと遅かったりしますが、過敏すぎるMetaよりはユーザーの利便性を優先しているからなので致し方ありません。(突然のMetaへの私怨)
「自分はBANされていないから大丈夫」と思っていても、いつまでもずっと大丈夫である保証はありません。
また、YouTubeの規約についての正しい情報が拡散されるほど、規約を守るあなたへの信頼も高まります。
現に、これを読んでいる皆さんの中には「あれ?あの集客コンサルタントがおすすめしていた方法、大丈夫かな?」と心配になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コンサルって高いですよね。
高いのは仕方ないとして、「料金が高い分、この人はちゃんとした人なの?」と不安になってしまいます。
そんなとき、法令はもちろん、各プラットフォームの規約を遵守するよう、正しい知識を広めているコンサルタントさんがいたら?
印象がすごく良くなって、「この人が定めている価格なら適正なのかもしれない」「料金を払った分、しっかりと対応してくれそう!」と思いますよね。
おやおや?
なんだか占い師と似ている気もしますね。
オンラインで決済することに抵抗がない時代がやってきたために、今まではなんとなく見過ごされていたことも、これからはしっかりとチェックしていく必要があります。
なぜなら、占いをAIに書かせてコンテンツを量産して、占いサイトのアフィリエイトリンクに誘導して「占い業界ってちょれ〜〜〜〜!!」と思いながら荒稼ぎするアフィリエイターが増えているからです。
(別にエンタメとしての占いは否定しませんし、アフィリエイターがコンテンツを作るのは自然なことなのでアフィリエイトの範囲でやっていただいて構わないと思っているんですが)
ネットで一発当てて荒稼ぎしようとするタイプの人たちの中には、他人より先に利益を上げるために慌てすぎて、残念ながら利用規約をガン無視している人も多いです。
(「ChatGPTに絵本を書かせてAmazonで売りましょう」の人たちも春にたくさんいましたが、規約的にも著作権的にも本当はNGでした)
こういう違反行為で儲けていることに気づかない人たちが、もう占い業界にジャンジャカ入ってきています。
そうなってくると困るのは私たちのお客様です。
大切なお金を使って、素敵な占い師に占ってほしい。
お客様も切なる思いがあって日々情報収集をしています。
そんな中で、いい感じの占い師さんを見つけたのに規約違反状態であることを見つけたら……ものすごくモヤモヤさせてしまうと思うんです。
モヤモヤや違和感を少しでも取り除いて、
私に任せてだいじょぶよ〜〜〜!!!
何でもお話ししてね〜〜〜!!!!
って言える占い師になりたいです。(個人的宣言)
お客様の利便性を考えると、プラットフォームとの関係は切っても切れません。
ビジネスには「売り手と買い手、そして社会に貢献できてこそよい商売といえる=三方良し」という考え方があります。
近年はここに「ビジネスパートナー」としてSNSやYouTube、スキル販売サイトなどのプラットフォームも入れて「四方良し」と考える方が妥当かもしれません。
「プラットフォームのビジネスに貢献できているか?」と考えて活動することで、フォロワーやお客様を獲得できるようにプラットフォームに計らってもらうことができます。
そのためには、まず利用規約をしっかりとおさえることがおすすめです。
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