保立道久『歴史学を見つめ直すーー封建制概念の放棄』(校倉書房)が必要な方へ

私の著書、保立道久『歴史学を見つめ直すーー封建制概念の放棄』(校倉書房、A5版、443頁)は版元の校倉書房が倒産したことにともない絶版となっています。それにともない版元倉庫から残部を得ましたので、必要な方にはお分けします。定価4800円の本ですが、6掛け、郵送料込みで3250円にします。
michihotate(アットマーク)gmail.comまでご連絡いただければ郵便振替口座をお知らせします。
下記が目次です。

『歴史学をみつめ直すーー封建制概念の放棄』

Ⅰ「君が代・平安文化」と東アジア


1現代歴史学と「国民文化」
2平安時代の国際意識
3院政期の国際関係と東アジア仏教史ーー上川通夫・横内裕人両氏の仕事にふれて
付論、補論「画期的な大会、しかしもっと論争をーー二〇〇〇年度日本史研究会での山内晋次報告について」
4平安時代の農村風景と「君が代」和歌群
5戦後歴史学と君が代ーー網野善彦氏の最近の発言にふれて)

Ⅱ封建制概念の放棄と日本社会論


1「社会構成論と東アジア」再考
2『資本論』は江戸時代を「封建制」ととらえたかーー新渡戸稲造と安良城盛昭
3封建制概念の放棄、その他
4「中世の開化主義と開発」
5「和歌史料と水田労働ーー戸田芳実の平安時代農法論の再点検」

Ⅲ戦後歴史学を見つめ直す。


1稲垣泰彦氏の土地所有論と戦後中世史学
2荘園制社会構成における連続と非連続ーー永原慶二氏の「非」封建制論
2網野善彦氏の「非農業民と天皇」論について
4黒田学説の位相
5戸田芳実氏と封建制成立論争
6都市王権論の原型ーー書評、黒田紘一郎『中世都市京都の研究』
7富沢清人『中世荘園と検注』の意味するもの

あとがき

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