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#一次試験の戦略的な時間の使い方

中小企業診断士試験は、7教科と試験範囲が広く、全教科の平均点で合否が分かれます。どの科目にどれくらいの時間をかけて勉強するかが、重要となってきますので、戦略的に勉強プランを考えながら進めていきましょう。

各教科のウエイト

各教科の勉強に使うウエイトは以下の通りです。
2次試験に関連度が高い主要科目について、しっかりウエイトをかけるとともに、財務会計をしっかり勉強していきましょう。
(ウエイト:全体100%)
財務会計:25%、企業経営理論・運営管理:20%、その他の科目:9%

各科目の勉強時間

1次試験の勉強時間は800時間~1,100時間といわれています。800時間を科目の重要度で配分したものが、下記の各科目の勉強時間です。財務会計は、全体の1/4の時間をかけて勉強すべき科目です。どの科目に何時間くらい時間をかけるも考えながらスケジュールを立てていきましょう。
財務会計:200時間、企業経営理論、運営管理:160時間、その他の科目:72時間

複数年で合格するか否かのプラン

一次試験は、1度合格した科目の試験免除制度があります。複数年での合格も視野に入れてスケジュールをたてるのもよいでしょう。

複数年で取得する場合、800時間で計算すると、以下の表のとおりです。1日0.5時間~2時間の勉強時間となります。

過去問を中心に勉強するのがポイント

何を勉強すべきかというとについては、ずばり過去問です。過去問を繰り返し解くことを心掛けて、勉強プランを考えていきましょう。

過去問を重点的に勉強するプランで考えた時の、各教科の勉強時間は以下の通りです。財務会計は、160時間過去問に充てることができます。過去問は10年間分くらい解くとよいでしょう。

さらに、細かくプランを考えるとコチラになります。平日2時間、休日3時間の勉強時間で考えると、財務会計は、平日45日間、休日18日間過去問に時間を割くことができます。十分時間はありますので、マスターしていきましょう。

月間・週間スケジュール

月間、週間予定も立ててみましょう。
例えば、月曜日に参考書を学び、その他の日は過去問に充てるなどすると下記の通りなります。また、重点的に勉強する科目など、科目ごとに目安を立てていきましょう。

試験から逆算した科目別勉強スケジュール

最後に、試験日から逆算して、どの科目をいつ勉強するかも考えておきましょう。基本的には、二次試験関連科目の財務会計、企業経営、運営管理を中心に勉強できるように組み立てていきましょう。


いかがでしたでしょうか。こちらで、しっかり勉強プランは立てられたと思います。プランを立てずに勉強する受験者より、戦略的、効率的に勉強ができ、合格に近づいたかと思います。
次回以降は、各科目の勉強ポイントをご紹介していきます。

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