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二次試験攻略法 全体像

一次試験が終わったと思ったら、二次試験が始まります。
二次試験は、かなり難しいかつ、コツ(お作法)があります。
免除制度で2回受験は可能ですが、2回で受からない受験者も大勢いますので、コツをつかんで、合格を勝ち取りましょう!

二次試験とは?

二次試験は、4教科を1日で実施します。(各80分)
事例Ⅰ 組織・人事 09:40~11:00
事例Ⅱ マーケティング・流通 11:40~13:00
事例Ⅲ 生産・技術 14:00~15:20
事例Ⅳ 財務・会計 16:00~17:20

合格基準
筆記試験における総点数の60%以上でかつ1科目でも40%未満のものがない者であって、口述試験(別日)における評定が60%以上のものとする。

合格率
おおよそ20%程度

攻略のコツは、やはり事例Ⅳでいかに得点を落とさず乗り切るかです。
事例Ⅰ~Ⅲは記述となりますが、答えは公表されていません。
事例Ⅳは、計算式となりますので、答えがあることになります。
事例Ⅳを勉強しつつ、事例Ⅰ~Ⅲは回答のコツがありますので、しっかり押さえて、総合点で合格をつかみましょう。

令和4年問題
事例Ⅰ
事例Ⅱ
事例Ⅲ
事例Ⅳ
その他の過去問題

二次試験のコツ(5つのお作法)はこちら!

全体のコツはこちらです。※科目別のコツは別でそれぞれ解説します。
1.抽出:適切なキーワードの抽出
2.枠内:与えられた枠内で考える(答えは文章の中に)
3.一次試験:一次試験の知識を加える
4.整理:情報を整理して書く
5.事例Ⅳ:事例Ⅳで得点を落とさない

1.抽出:適切なキーワードの抽出

事例の問題は、文章の中から、適切なキーワードを抜き出すところから始まります。例えば、インバウンド客が増加傾向、熟練の技術、評判の良い、近くに大型の商業施設が建築予定など、機会・強み・弱み、脅威などが問題文にちりばめられています。その重要なキーワードを見落とさず、抽出することが必要です。

2.枠内:与えられた枠内で考える(答えは文章の中に)

こちらの考え方は、とても重要です。
例えば、事例Ⅱ(マーケティング)で、新しい施策を提案してくださいという問題が出たとします。その際、考えられる施策は無限にあります。
インスタの活用、有名人を招集する、WEB広告を増やすなどなど、初めて受講する人は、自分の仕事の経験などから提案を行おうとしますが、あくまで国家試験なので、アイデア大会ではないことに注意しましょう。
受講者が平等に答えられるように設計されています。なので、答えは文章の中にあります。与えられた枠内(問題文の状況)の中で、答えを作成しましょう。
実際試験になると、頭が混乱してしまうため、自分の普段考えている思考(癖)での回答をしがちです。問題文から回答することを徹底しましょう。
→自分の書きたいことをそのまま書かない癖をつける

3.一次試験:一次試験の知識を加える

二次試験は、一次試験の知識をしっかり使えているかも見られています。例えば、事例Ⅲ(運営管理)で、3M分析や5Sなど行い、工場の業務改善を行うなどを提案する回答するケースもあります。実際にコンサルティングを行う際に、知識を応用して提案を行うケースも多いですので、知識を使えているか、という観点で、一次試験の内容を盛り込むことを意識しましょう。

4.整理:情報を整理して書く

記述になるため、しっかり書けているかも評価ポイントです。キーワードをちゃんと整理して書かれているか、日本語として成り立っているか、因果関係はしっかり押さえられているかなど、情報を整理して書く力も必要ですので、色々試行錯誤して鍛えていきましょう。

5.事例Ⅳ:事例Ⅳで得点を落とさない

事例Ⅳは、正解・不正解がはっきりしています。答えが明確にあるため、0点か10点かがはっきりしています。事例Ⅳで計算ミスをしないようにしっかりと勉強していきましょう。また、事例Ⅳの攻略法は個別に書きたいと思いますが、点数とれる問題を確実にとることが重要ですので、頻出問題を徹底して解けるように準備しましょう。

二次試験は、自分の思考の癖を減らし、問題に素直に答えることが求められます。客観的に物事を考える癖もつけていきましょう。
各事例の攻略法もアップしていますので、是非参考にしてみてください。


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