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財務・会計の重要論点(一次試験攻略#2)

財務・会計、こちらが最重要科目かつ、1次試験の合否に大きく関わります。繰り返し出る問題がありますので、頻出問題で点数を稼ぎましょう。
目標点数を55点と置いた場合、14問/25問が合格ライン(※年度によって問題数は変動あり)です。確実に取れる問題を10問は持っておきましょう。
頻出問題を下記にまとめました。こちらの10個のテーマについて、確実に得点できるようにやっていきましょう。

これだけはやっておきたい10大重要論点

財務・会計で最頻出問題を10論点をまとめました。こちらについては、考え方・繰り返し計算をして、体で覚えて、確実に得点できるようにしましょう。この論点でしっかり得点できれば、この科目の半分以上は得点できますので、繰り返し勉強してみましょう。
10論点でまとめましたが、財務・会計については、できれば90点を目指したい科目です。10論点以外の論点も、時間の許す限り勉強しましょう。

①損益計算書
②貸借対照表
③原価の定義と分類
④原価計算の種類
⑤経営比率分析
⑥損益分岐点分析
⑦資本コスト
⑧最適基本構成
⑨ポートフォリオ理論
⑩資本市場理論

どんな問題がでるの?

イメージをもっていただくために、過去問を掲載しました。こちらをとっかかりとして、過去問題集や参考書で勉強してみてください。

5年以上前の過去問と直近の過去問を掲載しますので、スキマ時間に、忘れないように見てください。

重要論点①:損益分岐点分析

令和4年度:問17
当工場では、単一製品Xを製造・販売している。以下の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。
【資 料】
当期における実績値は次のとおりであった。
製造原価 販売費及び一般管理費
直接材料費・・・・・・240 円/個
変動販売費・・・・・・100 円/個
直接労務費・・・・・・160 円/個
固定販売費・一般管理費・・50,000 円
製造間接費
  変動費・・・・・・100 円/個
  固定費・・・・・・200,000 円
また、当期の生産量は 1,000 個、販売量は 800 個(単価 1,000 円)であり、仕掛品および期首製品は存在しない。

(設問 1 )
直接原価計算を採用した場合の営業利益として、最も適切なものはどれか。
ア △ 30,000 円
イ     0 円
ウ  70,000 円
エ  110,000 円

(設問 2 )
損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。
ア 400,000 円
イ 500,000 円
ウ 625,000 円
エ 800,000 円

重要論点⑦:資本コスト

令和3年度 問15
第15問 以下の資料に基づき計算した加重平均資本コストとして、最も適切なものを下記 の解答群から選べ。なお、負債は社債のみで構成され、その時価は簿価と等しいも のとする。
【資 料】
株価 1,200 円
発行済株式総数 50,000 株
負債簿価 4,000 万円
自己資本コスト 12 %
社債利回り 4 %
実効税率 30 %

〔解答群〕
ア 6.16 %
イ 7.68 %
ウ 8.32 %
エ 8.80 %

公式を覚えて、当てはめるだけで解ける問題もありますので、ひとつひとつ重要論点に取り組んでいきましょう。

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