【読書メモ】ハーバード・ビジネス・レビュー4月号


既存企業は本当に危機に直面しているのか?

- 1995年のFortune500 と 2020年のFortune500 を比較した結果、1995年時点に存在し、その後成長してランク入りを果たした企業が231社含まれていた。
- 1995年以降に創業した企業はMeta, Google, Tesla, Netflix, Uber等の僅か17社。グローバル500においても同様の傾向だった。つまり既存企業がそこまで淘汰されていない。

ディスラプションに対応する4つの方法

  • 倍賭け
    メリット:長年の資産を活かせる
    リスク:将来的に資産の価値が評価されなくなる可能性あり

  • 応戦
    メリット:迅速に動くことで新規参入を食い止められる
    リスク:実行が難しくタイミングを誤りやすい

  • 縮小
    メリット:規模とロビー活動に訴えることにより新規参入企業の脅威を軽減
    リスク:管理された衰退の策であり、ステークホルダーに説得しにくい

  • 撤退
    メリット:新たな市場で機会を掴める
    リスク:どのような場合であれ、多角化を成功させることは難しい

進むべき道を選択する。根拠に乏しいが人目を引く事例に囚われて一般化をしてはならない(ステレオタイプにならない)
判断力は妄想力を打ち負かす
時間をかけて正しい選択をする。ディスラプションを起こすテクノロジーも大半は既存のテクノロジーと共存する(市場は既存にしかない)

リーダーシップ

  • コマツ社長の共感型リーダーとして社員の力を発揮させる。(ロイヤリティの高い仲間が集まる)

  • NECの森田社長も意思決定は拙速でいい、とにかく決めて先に進む。パッションをいかに込めるか


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