4年越しのケアンズ(初日)
4年越しにケアンズにやってきた。
ホステルで荷を下ろしてから町をうろうろする。
ブリスベンに比べると電車やバスがほとんど通っておらず人口も確か10分の1ほど。どことなく都会の喧騒や人ごみが恋しいと感じてしまったのだが、こちらの方がよりのんびりしており、よりオージーがオージーらしく暮らしているようにも思えた。寝床とそこそこ稼げる仕事を見つけてこっちもその段階へ移りたい。まあ帰国前に貯金はする。
変わってない部分もあれば微々たる変化もある。
かつて僕がハウスキーパーとして働いていた、お世辞にも綺麗とはいえないケアンズ某所にあるホステルは、ものの見事にリフォームされていた。
名前も外装も変わっていたので気づかなかったが、明らかに他よりワンランク上のホステルへと変容していた。
今回宿泊施設を決める際にも最初にここに泊まることを検討したのだが、あまりの値段の高騰ぶりに諦めた。それもそのはずである。
外から受付を覗いてみると、数年前と変わらずキビキビした表情でそこに立っている、ポルトガルにバックグラウンドを持つパワフル女性。
観光地として世界的に知られているケアンズだが、パンデミックのこともあったため、かなり苦労した時期も間違いなくあっただろう。
そんな中でも同じ場所でホステルを経営し続け、自らが述べていた通り、ビジネスをより大きくしてしまったことに心がほっこりした瞬間であった。
まだ途中なのかもしれないけどね。
僕も頑張ろう。
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