縛れ!三年計画の「結婚の誓い」

一匹のアリのように小さなものだ。しかしこのチクッとする気がかりは、集まれば脅威である。

ここ数ヶ月、noteの方にまったく投稿をしておらず、それがこのところひどく気にかかる。
スマホを開いて、白地にミントグリーンの爽やかなアイコンを見るたびに、何かを置いてけぼりにしたまま素知らぬ顔をしているような、罪を隠蔽し続けている者の気分になるのだ。公民館のそばに落ちていたエロ本を後で見てみようとそばの木の裏に置いて去り、それを思い出しては繰り返し自責の念に駆られていたあの日々のように…!

今日わたしはこの苦しみに終止符を打つべく、わざわざあり得ない決心をして、それをここに宣言するという奇行に走ろうと思う。

なにがあり得ないのか、なにを宣言するのが奇行なのかを説明すると、酷い欠点の告白となってしまう。
しかしこの後を読むとわかるように、ここはつべこべ言ってはならない場面なのだ!

フェイスブックの投稿やメインブログ(こっちもあるよ、かなりくだらないし下ネタ注意)を読んでくださっているお方ならばご存知のように、

わたしはひどく忘れっぽく、何かに夢中になってしまうとそれ以外のことに盲目となり、しかも熱が冷めるとなんでもあっさりとやめてしまう。ものが続いた試しがない。それから、これを自分でもどうすることもできないまま生きてきて(しまって)いる。
ヤル気に火がつけば、その熱で爆発的な集中力を発揮する。その間、寝食すら忘れるほどだ。そして必ず完遂する。しかし、その後その反動で屍となり、ブラブラと無職のチンピラ期を過ごす。そして、何か思いつこうものなら飛びついて始めるのだ。
これまで、日記が3日以上どころか、3日続いた経験がない。3日続いたら立派な坊主だと思う。
女好きで女癖の悪い男と変わらない。あっちこっちの女を渡り歩き、誰かに夢中な間は毎日花束を片手に会いに行き、プレゼントに金を使い果たし、寝て満足したら急に連絡もしなくなり、他に気が向く。家庭を持つなんてとんでもないのだ。

これは、単発の鬼集中によりうまくすると時にはとんでもなく良い結果を産む可能性のある強みだと、言おうと思えば言えなくもない。が、「継続は力なり」「石の上にも三年」という、始めは吹けば飛ぶような取り組みだったものをやがてはしっかりとした大樹に育てるための最良のアドバイスたちを人生に活かすことのできない、恐ろしき病だとも言えるのだ!

わたしの人生においては、この飽きっぽく計画性ゼロの性格が助けとなった時と死神となった時とがアバウトに2:8の割合となっており、つまり自分が社会に適応しにくい人間であることは間違いないのである。なんとデンジャラス極まりないことだろうか。なぜならこのために、一歩間違えば崖下、みたいなシチュエーションと常に隣り合わせとなるのだから。

お勤め?勤めが勤まらないス…昨日初めて出勤したけど行ったら仕事内容が面接の時とちょっと違ってさ、興醒めして辞めちまったし。
え?お金?ぬーん今仕事する気分じゃないんスよ…もちろん、ヤル気が出たらやりやす!ハ〜ハハハ
貯金?また全部あげちゃったもんで、まだブタの貯金箱に120円くらいあったはずだけど、あれ?あのブタどこ行った?
昨日までやってたこと?あーあれねぇ、ひとつ完成させたら飽きちゃったんだ、今別のものにハマっててさー!(ヘラヘラ

何度、何度、クズ・カス・ゴミ・出来損ない・ウンコと言われて来たことだろう。プライドのプの字もなかったわたしは、それに傷ついたことすらなく、確かになー!(笑)と思ってしまうのだ。
それが自分だと思っていたし、血液型のように生まれついたものであって、自力では変えられないと信じていたからだ。もう〜欠陥人間でさーせんねホント、テヘヘ♡という気持ちでいた。

だが、今回の俺は違う…!

これまで無縁と諦めてきた、「石の上にも三年」の世界を見てみたい。ちらリズムでいいから知って体感してみたい。苦手なことを頑張る必要はないこと、自分らしくないことをする必要はないこと、いろいろ諸々わかってるつもりだ。だが、それが心地よくない。単に仕方のないこととしておくのはどうも、どうしても、釈然としないのだ。

「石の上にも三年」の世界…これはわたしの長年の夢、最大の憧れのひとつだ。アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニングでハイジが空に吊られたブランコを思い切り漕いで、雲の上にポーンと乗るのを見て覚えた、あの強烈な憧れを超えかねない。
それはもはやわたしにとって、ミッション・インポッシブルであり、神秘の世界だ。ちょっと飽きてもやる。多少体調が悪くてもやる。面倒くさい日も、やる気が起こらない日も、たまに情熱がこと切れることがあっても忘れずに。雨ニモ風ニモ負けずに、ただやり続ける。
なぜだ?!なぜそんなことができる?!
たまに燃料が切れても、ガソリン満タンの時と同じように走る自動車のようだ。不思議すぎる。その動機とは、原動力の源とは、一体…?!

ぬぬーー知ってみたい!
三年経った石の上の居心地を。
ガソリンの入っている時も入っていない時も、健やかな時も病める時も、喜びの時も悲しみの時も、富める時も貧しい時も何かを続けた、その暁にしか見られないわたしの知らぬ景色を。
一体この目には何が映るのだろう。

この自分の好奇心を満たしてあげたいと思う。自分を大切にする、好きなことをする、とはこういうことだ。チクチクと噛むアリを大軍にしない。たとえ一匹でも本気で追い出して、晴れて裸足の心地よさと自信とを与えるのだ。

これはきっと想像以上に辛い、いばらの道であるだろう。今の気持ちはあっという間に薄れゆくからだ。
しかし、ここでつべこべ言ってしまうと、己の性質上、今までと同じように手をつけることすらしないままになってしまう。真逆に行くのだ!自分を愛し、これを敬い、これを助け、これを慰め、命のある限り真心を尽くすのならば!
これは自分との結婚なのだ。

ここに宣言することでフラフラヘラヘラする自分を縛り付けてまでこれと戦おうと思った今こそ、このミッション・インポッシブルに挑む時だ。ここで迷ってはならない。早く、気の変わる前に、弱気とヘラヘラの始まる前に、この結婚の覚悟のつかない独身男のような生き方を捨て、不可能な契約にサインをするのだ!

というわけで、いざ奇行に走るぞ。

わたくしミユは誓います。
本日2018年9月26日(奇しくも母の誕生日である!)から3年間、2021年の9月25日まで、noteに毎日投稿することを。
意識不明に陥るとか、なんか不可抗力な特殊な状況にでもならない限り、たとえ文1行でも、画像一枚でも、毎日何かを投稿します。

スマホでアラームを「毎日」にセットして、そのアラームのタイトルを「やれやボゲ!」にして、それだけを武器に無理矢理やるしかあるまいと思う。
こうして誓ってみただけで、モフモフだったヤル気がすでに自己不信の重みによってペッタリと潰れ始めてしまっている。果たして、このミッションは成功に終わるのだろうか。わたしはイーサン・ハントになれるのだろうか。教えて、おじいさん!教えて、アルムのもみの木よ!!

さあ、ともかくこれで石の上に座ったぞ。居心地は最悪だ。早速もう立ち上がって逃げたいくらいだが、立たぬ、立たぬぞ!
というわけで明日も更新します。どうか、この弱虫を応援してください。最大のラスボスである「なんでも忘れ、なんも続かねー」という劣等感を倒して、きっと、生まれ変われますように!!



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