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「密輸の緑ウミガメ43匹がバリ島で救出された」

バリ島では古くからカメを食べる習慣があったようだ。現在はインドネシアの国の法律で禁止されているが、現在もその習慣はアンダーグラウンドで続いているようだ。東ジャワ地方のスラバヤ沖の島・マドゥラで密漁し、バリ島で売りさばくルートがあるようで、海軍が追跡していたとのこと。
近所の人々が、昔チャングーのビーチ近くにもたくさんウミガメがいたが、食べつくしてしまったから今はほとんどいないだろうと話していたことがある。それでも、午前中サーフィンしていると、時々海を泳ぐウミガメに出会えることがある。捕食・捕獲禁止となって、少しずつウミガメがまたみられるようになっているのかもしれない。

当局によると、ジュンブラナ(Jembrana, バリ島ヌガラ県)に運ばれてきた絶滅危惧の緑ウミガメ数十匹が昨日救出されたとのこと。
天然資源保護センター(BKSDA)バリ支部長・ Sumarso 氏によると、インドネシア海軍が昨日午前10時クラタカン ビーチにて密売現場を取り押さえたとのこと。
犯人はジュクン(木造ローカル漁船)2隻・緑ウミガメ43匹を残して逃亡。
緑ウミガメは東ジャワ地方マドゥラで密漁され、食用としてバリ島へ輸送されてきたようだ。現在インドネシアでは法律ですべての種類の亀、亀製品、卵の取引が禁止されているが、今でも闇市場では食用肉として取引されている。
救出された緑ウミガメはギリマヌクの海軍施設に一旦引き取られた後、BKSDA の保護施設で健康診断を受ける。
カメたちにとって災難な週となった。
また、昨日の午後、クタのクドガナン ビーチ (Kedonganan) でゴミに交じって緑ウミガメの死体が発見されたとのニュースも報告されている。

Coconuts Bali “43 green sea turtles rescued in Jembrana after being smuggled from Madura” Jan 13, 2023
Photo: BKSDA.

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