小型ATから中型二輪免許に限定解除#4〜バイクを信じて前を見よ!!3,4時限目
実習の3、4時限目です。
平日だと2コマまで取れるので、この日は初めて2時限受講しました。
実習3,4時限目の内容
外周
急制動
クランク
S字
一本橋
スラローム
八の字
課題を一通り行いました。
外周
外周を走るのはだんだんと慣れてきました。
私の走行のクセとして、前ブレーキのレバーを触りっぱなしというのがわかりました。走行がまだ怖いので、いつでも止まれるようについついブレーキレバーに手をかけてしまいます。
ですが前ブレーキを強くかけての停車はとても危険。
教官からも、「前ブレーキから手を離して」と言われ、恐る恐る離して走ってみると案外大丈夫でした。
停車時は後ろブレーキをギュッと押すようにして、前ブレーキは補足程度にするとうまく止まれるように。
怖さによって逆に怖い動作を作り出しているんだなと痛感です。
また、外周のカーブを曲がる時は大体20キロくらいまでブレーキで速度を落とし、カーブ中はブレーキをかけずアクセルも回さずそのまま進むそうです。
曲がっているときにブレーキやアクセルの操作をするとバイクが不安定になるそう。確かに、リアブレーキをちょこちょこ踏んでいた時と比べると安定して曲がれるようになりました。
急制動
前回はさわり程度、今回は本格的に習いました。
発進してから2速+アクセル、3速+アクセルで時速40キロまで出します。
最初は怖くてほとんどスピードを出せません。あの短い距離でスピードを出して、しかも止まるという動作が恐怖を煽ります。
何回かやっていくうちに、もういいや!と思って思い切りスピードを出しました。それでも40キロかどうかの速度ですが、速度を出していても指定のブレーキ箇所からブレーキをかければ安全に止まれるということがわかりました。
問題はブレーキとクラッチ操作です。
ブレーキはブレーキをかけるコーンまできたら、じわ〜と前後でかけていきます。前7割、後ろ3割程度。そしてブレーキをかけ切る前にクラッチを切ります。
この動作が大体1〜2秒くらいで行われるイメージです。つまり考えてから操作したのでは間に合いません。これこそイメトレが功を奏しました。
家で前後ブレーキとクラッチの動作をやっていたところ成功することができました。イメトレ、大事ですね。
クランク
苦手なクランクです。
コーナリングの場所と目線については予習していったのですが、本番となると頭が真っ白になります。
教官からは、「曲がるときはクラッチ握る、直線は半クラッチ」とアドバイスをもらい、それ通りにまずはクラッチ操作を試しました。
そうするとやはり目線が近くを見てしまいます。
これはいかんと思って遠くを見るようにしたけれど、最後はパニックになって止まってしまいました。
結局この日は1回しかクランクが出来ずそのままに。
クラッチ操作、ニーグリップ、目線がうまくできるといいなと思います。
S字
クランクのあとすぐにS字のコースに入りました。
あまり指導はなかったのですが、とりあえず目線とハンクラで乗り切りました。
もう少し練習したいところです。
一本橋
一本橋は小型AT免許のときもやっていたので、感覚は覚えていました。
先を見て、ハンドルでバランスを取り、やや前傾。
今回はクラッチ操作がありますが、ずっと半クラで乗り切りました。
2回やって2回とも成功!
これはちょっと自信になりました。
スラローム
スラロームは小型AT免許にはなかった課題なので全くイメージがつきません。出来たらかっこいいな〜と想像する程度。
いざやってみると、何が何だかわかりませんでした。
自分がどうやって最後まで走行したのかわからないくらい。
教官から体の使い方を教わったのですが、頭にはハテナがいっぱいです。
そしておもむろに八の字練習になりました。
私の他にもう一名いたのですが、二人で八の字をぐるぐる回ります。
教官からは、「目線はバイク3台分くらい先を見て」と言われます。左周りに回っていると思ったら目線はもう右回りを見ているということ。
???となりましたがなんとかやってみると、近くを見ている時よりは安定しているかも?
また、「つま先は内側向けて、ニーグリップ」「曲がる反対の太ももをタンクに当てる」と言われ、最初はわけがわかりませんでしたが、太ももの使い方がなんとなくわかったような…気がします。
ですが、八の字でもう一人の方とぶつかりそうになり、ブレーキは使ってはいけない指示だったのでパニックになって何回も停止してしまいました。
そしてぐるぐるしているだけのつもりが、謎にギアがニュートラルに入っています。なぜ?と思っていると、教官が「体が前に行きすぎていて、足先がギアバーに接触してしまっている」と教えてくれました。
気づかないうちに押してしまっていたようです。
八の字はこんな感じでずっと回り続けました。
バイクが傾いて倒れるのではという恐怖と、ぶつかる恐怖でとうとう転倒しました。疲れ切って引き起こし。その際教習で使っているイヤホンが外れたりしてもう半べそです。
最後にもう一回スラロームをしました。
これが不思議。とても遅いですがスイスイ体が動きます。
なぜ出来たのか自分でもわかりません。とにかくそのときはもう辛くて、そのまま教習が終わりになりました。
今思えば、下半身の使い方が八の字のおかげで掴めてきたのだと思います。太ももでちょっとバイクを押す感じ。
もっと練習したいです。ですが八の字はもうやりたくありません…( ; ; )
補修になりそう…
終了後、教官から「念のため3時限分追加で入れといてください」と言われました。
ガーン。やはり補修か…と落ち込みました。
限定解除は保証プランが付けられないので都度払いになります。3時限で約1万円弱。思わずため息です。
教習からの帰り道、少し冷静になって、「そもそも8時限だけでできるようになるのは無理があるし、規定の時限数で早く合格しなきゃと焦ってたな」と気づきました。
こうなったら、ゆっくり時間がかかっていいから、しっかり教わって、余裕を持って卒検に挑もうと前向きな気持ちも出てきました。
自宅に帰るとやっぱり悲しくて落ち込みもしましたが、自分にはできると信じて挑みつづけたいと思います。
とにかく前を見る!
今回課題をたくさんやりましたが、私の課題は目線だと思いました。
やっぱり怖くて下を見てしまいます。
転倒する恐怖、変にスピードを出してしまう恐怖、わけがわからない恐怖。
それらが頭を支配すると体が縮こまり、目線は下にいきます。
でもこれでは逆に転倒します。
怖いけどとにかく前を見る。進行方向を見つめる。
バイクを信じて前を向く!を体に染み込ませたいと思います。
この感じ、何かに似てるなと思ったらスノーボードでした。
私は怖くていつも下を向きコケてしまいます。まだちゃんと滑れるようにはなっていませんが、うまくいく時は進行方向に目線を向けているときでした。
バランスを使うアクティビティは目線がとことん大事なようです。
連日の教習で少し疲れが溜まってきましたが、負けぬー!という気概と、楽しむー!というポジティブさで乗り切っていこうと思います。