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ドラゴンの力で人を殴ると簡単に死んでしまう。/チームゲームの難しさ。

 いつのまにかドラゴンになっていた俺は簡単に人間を握り潰せるのに、それに気づいていなかったとかそういう奴です。
 こんにちはみつじです。自分の失敗をこうして記事に仕上げていくというのは恥ずかしいことですし、今もどうにか隠蔽しておければなという気持ちもあるのですが、まぁそれはおいといて。



 昨今、パワハラが話題によくなっていると思います。厚生労働省の定義では、
 >パワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
 ということになっているようです。このパワーに自覚的/非自覚的に関わらず、受ける側が精神的苦痛を覚えて、パフォーマンスが下がっていればそれは問題と言わざるをえません。
 以前記事に起こした内容から持ってくると、それっぽい形をでっちあげることだけに夢中になっているのに困っている。
 と、考察をしていたのですが、これが生み出される土壌についての解を得ました。

チームでコーチングを受けていることで発生した問題点
 学生時代にクラスに必ず居たと思いますが、教師に気に入られることを主目的として立ち回ることで、模範的な生徒として受け入れられようとする立ち回り。1:1での個人レッスンであれば起きなかった問題でした。個々人の進捗状態の把握は簡単ですし、それに合わせた指導要綱を行えばいいだけで。
 今回問題として噴出したのは、同様にコーチングを受けている中で、他の生徒に比べて自分のほうがより良い生徒であるという態度を持つことを重視する。つまり、チームとしての完成度や、自らのスキルアップを目的にしているはずのところからズレていき、指導者からの好印象を得ることが主目的にすり替わっているということが発生していました。
 これは現場からのヒアリングをきちんと行えていなかった自分の責任であり、また、アマチュアコミュニティではあるもののある程度の権限を持っているドラゴンである自分が、その立場でしか観察できていなかったというところに原因があります。
 そして上記のようなことが発生したとき、現場で何が起きるのかについて触れていきます。

チャレンジが発生しない現場。立ち込めた、悪い意味での緊張感。

 良い生徒であることを演出するために簡単なこと、それは他人を蹴落としてそれに比べれば自分は優れているということをアピールし続けること。
 つまり、ミスをあげつらうことです。もちろん、これは誰の目から見ても良くないことではありますし、その場で是正することができますが、蓄積した精神疲労は解消されることは難しい。
 そして、ミスを起こしたくないと思ったときに人はどうなっていくでしょう……。
 それは「既存のやり方を焼き直すことです」新しいチャレンジを忌避し、自分なりに考えて、もっともこれまで効果が出たと思っているやり方を繰り返す。思考にリソースが割けないほど圧迫されたとき、慣れたやり方に固執していき、パッシブにリアクションプレイに終始してしまう。
 大幅に勝っているときにも、丁寧にを意識し続けて、チャレンジが産まれない。
 チャレンジが産まれるのは、していい雰囲気、つまり柔らかい空気が発生しているときのみ。律する空気が強ければそれは苦しくなっていく。
 その場に発生している心理的な障壁を意図的に下げることこそが特効薬ではあるものの……。

確立したカリキュラムが用意されていなかったことのしっぺ返しを受けた。

 元々懸念していたことではあったものの、心理的障壁を下げる方法などを個人個人のスキルで所持し、意図的に使える人間はいたものの、全員がそうではないワケで。それらを上手く伝えることができていれば良かったんですが、これも自分の教え方が悪く不完全な模倣の状態で運用されてしまい、さらに悪い流れになっていました。
 例えば、情報共有を促すときに、高圧的になんでもいいから話してみろと振っても、正解を言わなければいけない空気から、考えた結果、的外れなことを言ってしまう。これは考えた結果、できるだけ自分の心理的なダメージが少ない受け方をする方向に入っていて、これは教室で名指しで解けない問題を当てられているときに等しい重圧がある。
 それを軽減するために、わざとはじめに場を和ませる質問をするのが常套手段としてあり、試合にスムーズに入るときにもそういった、緊張感を保ちながらも、ハードルの低い会話をしていけばよいのですが。
 誤った運用がなされた結果。
 ノイズが増える←ノイズに苛立つ人間がいることで精度が下がる←心理的ハードルが下がらないまま、情報共有がさらに妨げられていく。
 これも、確立したカリキュラムがあれば、負担を減らすことができた部分です。
 やり方の模索中だったというのは簡単ですが、こうして上がってきたレポートを纏めていると、難しさを感じざるをえないですね。


★★★★この状態の解決法★★★★


 チャレンジが発生するにはという目的地からの逆算。
 それは、技量に関わらず、チームメイトへのリスペクトを持ちながらプレイすることです。であれば、過剰にチームメイトを攻撃することも減り、また、意見を尊重することで、自信を持って情報の共有を行うことができます。
 けれど、そこに己の発言力を理解していないドラゴンが、無自覚に力を振るえば。萎縮したチームメイトは自我を預け、ラジコンへと変貌してしまう。
 また、ドラゴンに気に入られようする立ち回りが発生すれば、自分より弱い者をその犠牲者へと仕立て上げ、上手くいかせないことが主目的へとすり替わる。
 心理的格差の是正がまずなければ、情報共有が円滑になることは難しく、そのためにはチームメイトをリスペクトすることを最初の目標へ掲げ直し、また、権限を意図的に付与することで発言力の補強。ゲーム外での力関係をゲーム内へと持ち込まないetc...。
 え、前途多難だなぁコレ。


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