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惜しみない、愛

人に対する親切や思いやり、愛情表現。善きものであるはずなのに抑え込んでしまうことって意外と少なくない。

「これ、やってみたら喜ばれるかもしれない」

心の中にぱっと思い浮かんで気持ちが昂るのに、瞬時に思考が打ち消してくる。

「重いと思われるかも」
「そこまで仲がいいわけじゃないし」
「余計なお世話かな」
「一方的にしてあげるのはこちらの損になるかも」
「わたしがやる必要ないか」

自然と湧きあがった優しい気持ちを無意味なプライドが抑えこんだり、自分を卑下して自分の行為に価値がないように貶めてみたり。

優しさも愛情も与えたからといって減るものじゃないのに、いつからか出し惜しみするようになった。


ENHYPENのNI-KIくんがプラダのショーに招待されたとき、ミウッチャ・プラダさんに自作の絵をプレゼントしていた。(バナー画像)
こちらの動画よりお借りしました→https://youtu.be/RGzRJLkEUGQ


そしてブルガリのイベントではCEOにイラスト入りのアルバムをプレゼントしたようだ。


市販のギフトを購入したり、ご飯をご馳走したりするよりずっと時間も手間もかかる。相手に金銭的・物質的なメリットをもたらそうというものではなく、ただ気持ちを届ける、なんと温かく純粋な贈り物だろうかと思った。年齢や社会的立場が上な人に対して、変に相手を高みに祀って自分を卑下したりもない。とてもフラットな人間対人間の交流。

自分に芽生えた気持ちを卑屈さや虚勢でねじ曲げず、美しいまま素直に届けられる人。

とても豊かで、あぁわたしもこうありたいなと思った。



ひさしぶりにnoteを開いたら下書きの記事があったのでアップしてみました。


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