2019GOLDEN100 香港

GOIGEN100はオススメ

・12/28ー31の開催 金曜日20時スタートなので、年末の休みを1日早く取ればいい

・レース後も正月休みでゆっくりしやすい

・デポバックが2箇所置ける

・ゴール後、シャワーが浴びれる

・ゴール後の食事がある始発前にゴールした場合でも、地下鉄までの無料バスが出ている

・レース中、100マイルから100kmに変更できる

・完走時間によって完走ベルの色が違う

・年内にITRAポイントがつく


レース前

木曜日仕事後、羽田空港近くのホステルに宿泊
宿のバスで空港へ
朝一番の飛行機で羽田から香港入り
13時過ぎに宿到着
最終日に寝るだけなので1泊2500円のホステル
シャワーとトイレが一緒でお湯は10分しか出ない
実際は3分しか出ず、身体をサッと洗っておしまい

自宅で荷造りしっかりして来たつもりが
あれがない、これがない、どこにしまったっけ?
と荷物と格闘し1時間ベッドに横になったら出発時間

基本前日受付だけど
連絡したら当日でもいいよ!
との事

O瀬とH井さんと3人でTさんに車で送って頂ける事になり
安心してスタート地点へ

O瀬は香港ではスターなので
写真撮影会が始まる
私は受付して
2箇所のデポとフィニッシュ地点の荷物を袋詰め

「日本の方ですか?ホイッスル2個持っていませんか?」と声をかけられる
ホイッスルを忘れたそうだが、さすがに2個は持っていない。
「装備チェック、全部は見ないだろうし、抜き打ちでホイッスルはないでしょ!」
と返事をしたが
スタート前の荷物チェックは必携品全て!
レース中も2回チェック(2、3個)
ゴール後もチェック(必携品全て)
と厳しかった
(この方とはレース中何度も前後した。ペナルティー30 分だそうだ)

スタートゲート前に荷物チェックゲートがあり
ここをスタート15分前に通過
招待選手の名前がコールされていて盛り上がっていたが、私は装備チェック中

人混みをすり抜けて前の方に行く
またもや、招待選手のコールがあるが
私は人混みの中

あれよあれよという間にカウントダウン
急いで時計を起動
ギリギリ間に合った
スタート!

最初の区間はいけどもいけどもロード
まさかこのままロードでは?
まさかのロードだった
SP1まで10km
1時間半計算だったが1時間で到着

ここからやっとトレイル
石畳の階段や岩のトレイルで比較的テクニカルなコースが続く

香港に方は、さすがに皆さん階段の下りが速い
私はダメージが大きいので階段下りは超ゆっくり

CP1の手前の登りで女子を抜く
ずーっと大きな声でおしゃべりしながら登るパワフルな子

CP1に着いたら、「1位だよ」とスタッフに言われたが
トレイルでの順位は信用ならん!
ので、3位くらいと思って進む

マーキングはそこそこ着いたらいるが
調子に乗って飛ばしていたり
前に着いて行くとロストする
(レース中、計4回ロストした)
その都度、ホイッスル忘れたTNさんと遭遇し
「またロストしちゃいました」と言っていたような

100マイルレースでは70-100kmくらいまで足のダメージ殆どないくらいで進むが
50kmで両膝が痛い。大腿四頭筋がバリバリ
CP4のデポポイントで「女子1位だからGPSをつけさせてくれ」とスタッフに言われて、1位が嘘じゃない事を知る

56km地点で予定より30 分オーバー
夜&コースもテクニカル
サブ28目標だったが、サブ30 も厳しそう
そもそも、この足でこのまま大丈夫か?!
前後の人に声をかけるも
みんな「痛い!」「このコースはキツい」というのでちょっと安心

日が昇ったら少しは走り易くなるだろう
と思っていたが、大間違い
暑い暑い暑い!!!
一番暑い時間に稜線上
フラフラして息も上がって何度も日陰でぶっ倒れる
それなのに、後ろから誰も来ない!
振り向いても人影なし
多分、みんなぶっ倒れていたんだろう・・・(実際そうだったらしい)

やっとエイドに到着
SP2 87km
ウォーターエイド
イヤイヤ
ここはウォーターエイドじゃダメだよ!
みんなへたばってるから!!
ととりあえず日本語で言ってみた

頭から水をかぶって
スポーツドリンク500mlくらい一気飲みして復活
よし!!
とスタートするが、また炎天下の稜線
高低図をチェックするが、香港レースあるあるで
高い登り1回分の記載の間に3ー4回のアップダウンがある
標高的にこの登りで終わりだ!
と上り切ったら同じ高さの山が先にある
もう、高低図見ると心が折れるから見ない!
と思っても心が弱いので何度も見てしまう

灼熱の稜線が終わり日も陰り出したら
まだ明るいのに睡魔が!
最初はiPhoneスピーカーにして大声で歌を歌うくらいで大丈夫だったが
日が落ちると寝ないと進めなくなった
トレイル上で何度も転がり
エイドで横になり
を繰り返すが後ろからあまり人が来ない
100kmにスイッチしたのか?
リタイヤしたのか?
そもそも、完走絶対少ないでしょ!

眠さのピーク時TNさんと遭遇
TNさんも眠いとの事で
おしゃべりして一緒にエイドに
イージーな区間を歩き倒して
CP12 125kmエイドに到着して二人で寝て起きたら
2位の女子がやってきた

もう眠すぎて2位でいいや〜とエイドを出て
トレイルで寝ていたら抜かされた

この区間から下りでも睡魔が来て
立ち寝をしたり
ロードもまっすぐ歩けず
酷いありさま
よく滑落しなかったな

大帽山への登りで3位に
イヤイヤ3位で十分ですよ
完走出来れば十分ですよ
と謙虚な気持ちで
大帽山からのロードを足痛いな〜とノロノロ下っていたら
凄いスピードで3人パックに抜かれた
あ!女子がいる
まて、4位か!!
3位と4位は違うよ!
貰える物が!!!
香港まで来たんだから
空身では帰れないわ!!

スイッチが入り
追いかける
CP14 146kmエイドでヌードル急いで食べて
彼女より先に出発

ぶっ飛ばした
ショートレース並みに
登りも全部走った!
足の痛み皆無!
アドレナリン凄い!
(ちなみにこの区間血糖値200越えてた)
エイドに到着して
「後3kmでゴールだよね!」
と聞いたら
「ゴールまで9kmだよ」

CP見間違えていた!!!
もうちょいだ!とぶっ飛ばしたが
後9km、逃げ切れるか?!
イヤイヤ、あのスピードで逃げたんだ大丈夫
いけるいける

逃げ切った!
ゴール!

あわよくば2位の選手に追いつけるか?
と思ったが10分足りず
寝過ぎた

ゴール後、1位と2位の選手とキツかった!眠かった!
とレースの辛さを日本語で伝えた
なんとなく伝わった感じ

シャワー浴びて戻って来たら4位の女子が
「最後、速過ぎ!あっという間に見えなくなった!」的な事を言われたので
「必死に逃げた!」
と日本語で答えた

距離 163km
累積標高 9180m
記録 36:43:34
総合21位
女子3位

100マイル最長記録達成
キツいレース好きな方におすすめ
これ絶対10000m超えてます
(ウルトラモードで9100mあるから)

弾丸スケジュールでの二晩目睡魔は何をしてもダメ

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