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友達のサービスにお金を使おう

マジシャンという仕事柄、色々なものをオーダーメイドする機会が多い。

生地からこだわった衣装用のシャツが必要になったり、変わった形の道具を保持するための革のホルダーなど、キリがない。

そんな自分が買い物をしたり何かを依頼するときは必ず、「周りでこれできる人いないかな?」と考えるようにしている。

見ず知らずのプロに頼むのもいいが、周りにできる人がいるなら積極的にお願いするようにしている。

単純に友達のサービスの売上に貢献したいという想いに加えて、オーダーをきっかけに普段しない色々な話ができるのが楽しいからだ。

友達のサービスを積極的に発注するといいことが沢山ある。

・自分のことをよく知っている人だからこそ、いいものができる
・自分は必要なものが手に入り、友達には売上や実績が手元に残る
・お互いのSNSなどでシェアし合える
・発注をきっかけに普段はしない話ができる。

「自分も人も豊かになるお金の使い方」として友達のサービスを発注することで、一石何鳥にもなって双方に返ってくるのだ。

ちなみに注意点として、「友達価格」というものがある。よく聞く言葉だ。

サービスを提供する側が言うならそれは優しさだが、発注する側が「友達だから安くしてよ」という言葉を使うのは論外だ。
これは印象最悪で友情も一撃でぶっ壊れるので、悪気がなくても決して言わないようにしよう。意外と多くの人がやってしまっている。

自分も友達から厚意で「この値段でいいよ!」と破格の見積もりを提案してもらえることが多いが、そういった場合は必ず他のものも買ったり別の形でお返しするようにしている。

「安くしてもらいたいから」という下心ではなく、「せっかくなら友達に頼んでWin-Winの買い物にしよう」という心構えでいよう。

「周りのことを考えて自分も豊かになる」というエンターテイナー思考で買い物をすると、使ったお金の何倍もの価値が自分やその周辺の人に返ってくる。

ぜひとも何かを買うときは、まずは周りの親しい人でそれができる人がいないか探す習慣をつけてみてほしい。


今日の一枚は箱根強羅の大好きなお店で撮った飯テロ写真。

豆腐かつを卵とお出汁で甘くとじた、絶品の豆腐かつ煮が名物の「田村銀かつ亭」は、強羅に行くときにはぜひ訪れたい名店。

日本に生まれてよかったと思う、優しい味だ。

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