見出し画像

2023/2/25 藤巻亮太 Live Tour Sunshine Day1 ライブレポ

藤巻亮太さんのライブツアー「Sunshine」の初日公演@I'M A SHOW(東京・有楽町)に行ってきたので、感動をありのままに書いていく。
ちゃんとしたレポではなく、主観入りまくりの一ファンの感想です。

※セトリを知りたくて見に来た方へ※
ライブ中にメモを取ったわけではないので、曲順がおそらく正確ではありません。「ふ~ん大体こんな感じだったんだなぁ」くらいの気持ちで見てください。

感想

開演前

I'M A SHOWでのライブは何回目だろう。最近は藤巻さんが東京でライブするとなると、ここばっかりだ。でも今日はいつもと違うところが1つ。ステージにSunshine旗が掲げられていた。ニコニコがかわいくて良いロゴだよね。

この道どんな道

むしろ「これが1曲目じゃなかったら、逆に何が1曲目に来るんだ?」とすら思っていた。藤巻さんがステージに出てきて歌いだした時は、そりゃもうテンション最高潮までぶち上がりでしょ。
大丈夫×4の部分は相変わらず、会場をにこにこしながら見つめて歌ってくれる。藤巻さんの言葉、ちゃんとファンに届いてるよ!!!

日々是好日

この道どんな道から流れるように、2曲目に突入!私は日々是好日が大好きだし、今回のアルバムのテーマにも合う曲だと思ったので、歌ってくれたら嬉しいなとは思っていた。まさか2曲目でその思いが叶うとは・・・!

藤巻さんがインタビューやラジオで話しているのを聞くと、今回のアルバムのテーマは「陰を晴らすことで見えた光」なのかなと思う。「日々是好日」は以前にアルバムの表題曲になったから、さすがに今回の「Sunshine」には収録されていないけど、テーマ的にはかなり合ってる曲だと私は感じてる。

明かりを消したって 心の炎までは 消したつもりはないぜ

「日々是好日」藤巻亮太

まさに、陰の中にありながらも、そこに灯り続ける炎を見つけたという曲。今までもライブで「日々是好日」を演奏してくれたことは割と多かったけど、Sunshineのツアーに関しては、セトリに入るべくして入った曲だと思ってる。

裸のOh Summer

この曲の振りはもう指差しで確定かな?指差しの定番曲といえば「雨上がり」があるけど、それとはまた違った雰囲気の穏やかな指差しでよき。この程よく上がる感じが、ライブの序盤にぴったりだよね。「裸のOh Summer」は私の中では先発投手枠。
ちなみにラストのサビの(Oh Summer~)のところを藤巻さんは歌ってなかったんだけど、なぜか私には聴こえた。幻聴ですね。お薬ください。

オウエン歌

今日電車で会場に向かう途中で、駿台予備校の広告を見て思い出した。今日は国立大学の二次試験前期日程。全国でたくさんの若者たちが、まだ見ぬ世界へ羽ばたくために闘う日。そんな日にライブで「オウエン歌」を聴けたのは感慨深かったな。MCで言ってたけど、この曲を一緒に作った高校生たちはもう25歳とからしい。きっと色んな道を進んでいるだろうね。

まほろば

「オウエン歌」か「裸のOh Summer」の後だったかな、ちょっと記憶があいまいだけど。
ドラムの片山タカズミさんが、そのままドラムを叩いて次の曲に繋げようとしたんだけど、なぜか他の3人が不自然に固まっている。これってもしかして・・・!?
藤巻さんがタカズミさんに歩み寄って、何かを話しかけた。不思議そうにしていたタカズミさんの顔が、ゆーっくりと驚いたような表情に変わっていった。や、やっぱりタカズミさん間違えちゃったのかーーー!?wwwww
結局そのままドラムの音を途切れさせることなく、まほろばに突入。ミスってもちゃんとリカバリーするあたり、さすが音楽のプロ集団。


余談:
今回のツアーは「Sunshine」収録曲を全曲やるわけにはいかないので、何かがセトリから外れるのは仕方ない。でもHeroesが外れたのは意外だった。バンドで演奏したらめっちゃかっこいい曲だし、みんなしてウルトラマンみたいな恰好(?)して写真撮ってたジャーン!!!


南風

ここ以降はいよいよ曲順の記憶が怪しいけど、確実に「南風」はやった。
ベースの宮田'レフティ'リョウさんがジャンプしながら弾いてた。この姿を見て、南風のMVで跳ねる前田さんを重ねたファンは、私以外にもいたんじゃないだろうか。明るくてキュートな曲で、みんなでワイパーして、もちろん楽しかった!!っていうのが大前提なんだけど、「わー前田さんと同じことしてる!」っていう嬉しさと、「今弾いてるのは前田さんじゃないんだな」っていう寂しさとで、ちょっとだけ複雑な気持ちにもなった。
ちなみに藤巻さんも飛んでた。この曲飛びたくなるよね。二人して飛んでかわいいね。

ハロー流星群

気づいてなかったけど、これも「今回のアルバムのテーマに沿った、アルバム未収録曲」にあたるのか。

真夏の夜空を 光の彼方を これからの未来を追いかけてゆくよ

「ハロー流星群」藤巻亮太

だもんね。
あれ、書いてて気づいたけど、「日々是好日」も「ハロー流星群」も、アルバム「Sunshine」の収録曲を上から全部やるライブ「Prism」の時にアンコールでやってるや。つまりあの時のアンコールって、Sunshineのテーマに通ずる選曲だった・・・ってコト!?

サヨナラ花束

この曲の前にMCで、「いつか自分にも終わりはくるけれど、その時に『こうやって生きてきてよかったな』と思えるように、今この時を過ごしたい」的なこと言ってた(と思う。もう「ああっサヨナラ花束が来る!」と察してからは正直あんまり頭に入ってきてない)。
他人の命の終わりと、自分の命の終わり、両方の話がこの曲には含まれてると思うんだよね。いずれにしても、この曲と「死」というものを切り離して考えることはできなくて、聴くたびに心がキュッとなる。自分の死も、他人の死も、目を背けたいほど怖いから。
これも指差し曲になりつつあるけど、私はこの曲は大人しく聴くことにしてる。

花びらのメロディー

悲しいときは 泣きたいときは
思い出してね
君の好きだった あの歌の中に僕らは生きてる

「花びらのメロディー」藤巻亮太

多感な学生時代をレミオロメン漬けで過ごし、大人になった今も藤巻さん沼に沈み続けている私。悲しいとき、泣きたいとき、楽しいとき、嬉しいとき、思い出す曲は大体レミオロメンか藤巻さんの曲だ。だから、この言葉を届けてくれる人が藤巻さんだってことが、私にとって何よりも価値がある。
さらに言えば、このメッセージを生で聴けるっていうことが、本当に奇跡のような幸せな経験なんだなと思える。サヨナラ花束聴いた後だから、なおさらそう思ったのかな。

千変万化

今回のライブでは、実は数曲でちょっとだけ歌詞飛ばしてたんだけど、一番難しいように見える千変万化は完璧だったw
そして、相変わらず観客サイドはノリ方が迷子。私もよく分からなかったけど、とりあえず縦揺れしつつ、周りのノリについていけそうな時だけついていった。「生ーきてーいるーんだーなー!」のリズムに合わせて指差しをするのがキモティー!!!


余談:
そういえば「Sunshine」で初音源化した曲は全部歌うかと思いきや、「ゆけ」がセトリに入ってなかったな。東京2公演目か他の会場で歌うのかな。


フェスタ

ぎょえー!!!フェスタがまた来た!!!ってテンション上がった。これも「Prism」のアンコールに入ってたシリーズだ。
「この道どんな道」が「大丈夫、前に進もう」って背中を押してくれる曲だとしたら、「フェスタ」は「ほら前に進めよ」って背中を叩いてくれる曲だと思う。やり方は違えど、メッセージの方向性は近い気がする。

粉雪

今日は朝からライブ前までとてもよく晴れてて、Sunshineのツアー初日にふさわしい天気だーって驚いたけど、ライブが終わる頃には粉雪がちらついてたらしいね。晴れだけでなく雪まで味方に付けるとは、藤巻さんおそるべし・・・w
藤巻さんのまっすぐな飾らない歌声は、耳が心地いいとかを通り越して、もはや魂を揺さぶってくるようなパワーがあって、中でも粉雪はそのパワーが最ッ高に引き出される曲だと私は感じてる。毎回ライブでやってくれるけど、何回聴いても「もういいよ」ってならない。
今日の粉雪はまた一段と声が出てて、きれいだったんだぁ・・・危うく魂持っていかれるところだった。

大地の歌

曲順怪しいところ多いけど、粉雪→大地の歌だけははっきり覚えてる。魂揺さぶる系の曲が2曲も続いてしまった。気絶するぞ。

他の曲が「全員の音を重ね合わせて1つの曲を作り上げてる」って感じだとしたら、大地の歌は「全員の音が全力でぶつかり合った結果、大地の歌になっている」っていうくらい、ステージ上の全員から凄まじい気迫を感じる。
そこに私は「人の道理の届かぬ自然」を見た気がするな。予め調和を目指して人の手で作られた美しい箱庭じゃなくて、プレートが動きぶつかり合って山ができるように、水流で川の形が変わるように、人間よりもずっと強大な力で作り上げられる自然。
そういう意味でも、今回のようなバンドアレンジがなされたこと、激しくぶつかり合うような気迫あふれる生演奏を見せてくれたことで、「大地の歌」の新しい魅力を見ることができたと思う。
それにしても、ああいう音楽やれたら最高だろうな。

Sunshine

大地の歌から流れるように「Sunshine」のイントロへ。音源からキーを1つ下げたバージョンだった。
イントロが流れる中、藤巻さんが最後の曲のお礼を言おうとするんだけど、言葉に詰まってしまった。前の方の観客席からは、応援の拍手が上がる。そして話し始めた藤巻さんの声は、こみ上げる思いをこらえるように震えていた。そっか、藤巻さん泣いてるんだ…。お礼を言い切って歌い始めた藤巻さんの歌声は、まだゆらいでいた。ステージから少し離れた席にいた私からも、頬を伝った涙がライトに照らされて光っているのが見えた。
きれいだったな。ここに至るまでの道のりと、今この時に藤巻さんの目の前に広がる景色が、きっと藤巻さんの心を揺さぶったんじゃなかろうか。それを言葉で説明しようとしたらとてつもなく長くなるんだろうけど、その全てが一筋の涙にこもっていたような気がする。

雨上がり

「Sunshine」の演奏が終わって一度捌けて、メンバー全員ツアーT(白)に着替えてアンコールに突入!
演奏を始める直前の藤巻さんの顔が忘れられない。まずはギターを構えて舞台の前の方に出てきて。口元は笑顔だけど、目は大きく見開いて客席を見てたんだ。
そこから雨上がりのイントロを弾き始めて、会場は一気にボルテージMAX!!!
やられたよ藤巻さん…!藤巻さんはここで皆が喜ぶってこと分かっていて、あの表情をしてたのかもしれない。「皆が大好きなあの曲行っちゃうぜ!イントロ弾いた瞬間、皆良い反応するに違いない!」みたいなね。
その策にまんまとはめられて私は幸せです、ありがとう藤巻さん。

3月9日

9割9分の確率でセトリに入る「3月9日」だけど、これも名曲過ぎて飽きないねぇ。これが来るとライブもそろそろ締めっていう、蛍の光的な趣を感じる。
でも今回はひと味違った。歌の合間に藤巻さんが「声出しってしていいのかな!?」って言い出したんだ。そっか、2日前の岸谷香感謝祭では声出しOKだったんだもんね…!
そして藤巻さんは最後の「ラーラララー♪」のところを、客席を見渡しながら小さな声で歌い出し、徐々にフェードアウトした。これはきっと「皆歌って」ってことだ!と思い、少しだけ歌ってみた。(もし声出しNGだったのならごめんなさい)
嬉しかったなぁ…私たちはコロナ禍という陰を乗り越えて、また光の方に向かいつつあるのかもしれないって感じられた。


余談:
開場前物販に行った時にリハの音が聞こえてきたんだけど、それが聞き覚えの無い曲だった。音源化されてない曲だと知らない曲が多分あるから、それかな?と思ってた。
ちなみに3月9日を聴き終えた頃の私は、リハで知らない曲が聞こえたことなんてすっかり忘れているので、この直後にぶったまげることになる。都合の良い脳みそで助かった。


朝焼けの向こう(新曲)

「3月9日」で終わりかと思いきや、なんとサプライズで完全未公開の新曲リリースを宣言!しかも今日日付が変わったタイミングから配信開始という、最高の展開まで用意してきた。なんて粋なんだ藤巻さん…!
演奏前の説明を聞く感じだと、朝焼けに照らされる街をポジティブに見ている曲らしい。朝焼けを見て静かに自分を奮い立たせる「茜空」と対比できそうな曲なのかもなぁと思った。
そんな話を聞いてたから、キラキラの曲が来るのかと思いきや…激しく勢いはあるし明るいのに、どこか音使いがダークな曲だった!か、かっこいい~~!!!!!初めて聴いたけど、思わず縦ノリしてしまった!

終演

そして藤巻さんの音頭で、4人は舞台の前の方に出てきて、手を繋いで礼をした。これでライブツアー「Sunshine」の初日は本当に終わり。

MCでも「Sunshineのツアー初日は今日しかないから!」と言っていたけど、ライブって本当にナマモノで一期一会だなって改めて感じた。この後の公演も、その日のライブはその日だけのもの。私はツアー最後の山梨2daysも行く予定だけど、そこでもまた今日とは違ったライブが見れるんだろうな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?