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吉田文夫さんを偲ぶ

畏友 吉田文夫さんが帰天された。2022年7月22日のことだ。

日本の伝統音楽界になくてはならない大事なひとで、彼との交流で多くのことを学んだ。

ジョン・カークパトリクのような雰囲気を漂わせるボタン・アコーディオン奏者だと思っていたので、〈ジョン・カークパトリクみたいですね〉と言うと、ちょっとはにかんで、〈格好から入っていますから〉と言われたのが、昨日のことのようだ。

ちなみに、ジョン・カークパトリクは、めちゃくちゃかっこいい音楽家だ。

吉田さんの伝統音楽の知識は半端でなく、じつに広く深い。音楽家としての活動以外に、音楽関連の厳選した商品、たとえば楽器や楽譜、音源などを扱うグレン・ミュージックでお世話になったひとは多いだろう。

古くから仕入れておられたので、現在欧米では入手困難な珍しいものもずいぶん見つけたことがある。

その後、グレン・ミュージックを引継いでおられるフルート奏者の hatao さんのサイトに 追悼ページ があり、多くの方が追悼文を寄せられている。

吉田さんのボクスの音がよく聞こえる動画を聴いて、すばらしいミュージシャンシップを偲びつつ——

[Si-Folk, 'The Bank of Ireland / The Maid of Montcisco']

吉田文夫 - B/C accordion
原口トヨアキ - uilleann pipes
赤沢淳 - bouzouki

徳島県北島町立図書館・創世ホール 1997年11月14日 「北島トラディショナル・ナイトVol. 1」

Ar dheis Dé go raibh a anam.

#吉田文夫 #ボタンアコーディオン

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