見出し画像

カセットデッキ

カセットデッキを作っているのは現在一社のみになっている。ティアックである。

かねて愛用していた Tascam CC-222MKII の使用を断念し、このほど TEAC の CDレコーダー/カセットデッキを辛うじて入手した。

Tascam CC-222MKII は業務用で黒の精悍なやつだった。

これで、どれほど多くのカセットテープやLPレコードをCD化したか分からない。

今回、絶版になった貴重なカセットがデッキから取り出せなくなり、やむなく分解して取り出したが、もはやデッキ部分は使用が困難になった。

まだまだ貴重なカセットがたくさんある。一本づつは数千円のテープでそれに十倍以上の価格のデッキを買うのは馬鹿げているように見えるかもしれないが、オーディオマニアのやることは、はたからはいつも馬鹿げて見える。

そこで代替機を探した。やっと Teac AD-RW950-S というほぼ同等の機能を持つ機種を見つけた。ところが、何とこれも、CC-222MKII と同じく、生産完了だという。在庫のある店を見つけて早急に入手しないともう手に入らなくなる。やっと見つけた。在庫が1日1台づつ売れていっている。急がねば。運良く手に入れることができた。これは銀色のスマートな顔をしている。

Dolby のスイッチが消えた。代わりに MP3 の再生機能が付いている。マウントラック用の横の出っ張りがなく、民生機ぽい。

リアパネルは殆ど Tascam 機と同じなので、届いてすぐに結線し、使ってみる。ばっちりだ。この機械はもう後継機が出ないかもしれないので、一生使い続けるつもりで大事に丁寧に使わねばならない。

今回得た教訓。テープはリバース再生をできるだけ使わないこと。テープが最後まで行った時点でリバースさせて動かなくなったので、これからは正方向のみの再生で CD録音することにする。分解したときにベルトドライブ機構が見えた。この機構ならリバースはあまり信頼できない気がする。

#カセットデッキ #CDレコーダー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?