SARS / SARS-CoV-2
覚書。
ピーク
高橋洋一氏が虎ノ門ニュースで〈ピークは3日前だった〉と発言した (2020年3月10日)。つまり3月7日。予想より3日ほど遅れたという。今後は3月末までに目処がつき、4月初めにはかなり少なくなるだろうと。
China における感染者数の推移について、自身の推計値と当局の発表との違いを示すグラフ (下、出典) の話の後に出た。
これに類する話として日本のことを語ったので、日本についての推計値をもとにした発言だろう。
感染者数の (予測を含む) カーヴは容易に計算できるらしい。
上のグラフに Coronavirus とあるが、ウイルス学会が定めた名称は SARS-CoV-2 (ICTV, Nature).
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最近1週間の感染者増加数 (下、出典) をみると、高橋氏の推計と少しずれるが、3月6日頃をピークとして下がり始めているようにみえる (青:男子、赤:女子、灰:不明)。
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上の感染者増加数データをみて数時間後に、3月6日を超える増加数の55人を3月10日が記録したことが判明した (下)。
SARS
名称に示唆されているが、このウイルスは SARS のいとこのようなものという。その SARS の感染源が北京の国立ウイルス学研究所 (IOV) である可能性が最も高い、とのWHOの2004年のレポートがある (日本語訳、原文)。
WHO の事務局長 (Director-General) は次の通り。
- Lee Jong-wook 2003–2006
- Anders Nordström 2006–2007
- Margaret Chan 2007–2017
- Tedros Adhanom 2017-
つまり、このレポートを出した当時の事務局長は韓国の李 鍾郁 (イ・ジョンウク) だった。このレポートを根拠とした論文もある (Nature)。
なお、SARS-CoV-2 に関連して武漢の国家生物安全実験室が言及されることがある (cf. Nature)。
この関連についての推測がいろいろあるなか、台湾の杜祖健氏の見解が興味深い。
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