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[メモ]美しい方程式と英語
方程式は本来、英語で読まれるのが美しいという。そもそも方程式に用いられる数式は欧米で作られており、漢詩をシナ語で発音するのが本来の姿であるように、方程式の美しさは目で見るだけでなく、英語で読み上げてこそ鑑賞しつくせるという。
目と耳の両方で鑑賞する観点からいま気になっている方程式をメモしておく。
保江方程式
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34983033/picture_pc_fee2292af7c1a0d7ddfb247603e6e7c0.jpg?width=800)
出典: Kunio Yasue, 'Stochastic calculus of variations' (Journal of Functional Analysis, vol. 41, issue 3, May 1981)
L: Lagrangian(運動エネルギーと位置エネルギーの差)
Dx: 平均前方速度、D*x: 平均後方速度
いまは仰ぎ見るだけの方程式。英語の読み方は分らない。
*
おそらく、上の方程式の第1項は
The partial of 𝐿 with respect to 𝑥 of 𝑡
と読むのだろうと思う。
参考書
次の本で、英語で数式を読むための勉強をつづけている。
保江邦夫、エドワ-ド・ネルソン『数学版 これを英語で言えますか?』(ブルーバックス、2002)
![](https://assets.st-note.com/img/1666437247979-ZmDFTO3SUE.jpg)
たいへん楽しい本だ。最後のほうには場の量子論(quantum field theory)の方程式も出てくる。
ただ、この本は謙虚な本で、保江氏自身の上記の保江方程式は出てこないし、専門分野である素領域理論の式も出てこない。後者は『神の物理学』にくわしく出ている。
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