[万葉]Though I hear (巻1.29)
大和歌を英訳で読むマガジン(1)の第3回は巻1の29番の歌です。
……大宮は ここと聞けども 大殿は ここと云へども 春草の しげく生ひたる 霞立ち 春日の霧れる 百磯城の 大宮処 見れば悲しも
作者は柿本人麿 (660?-724?) とされています。
近江の荒れた都を詠った歌です。文明の崩壊を描くソフィスティケーションに驚嘆させられます。
英訳を通してこの歌をながめてみます。
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目次
読み下し文
英訳
解釈
日本学術振興会訳
McAuley 訳
参考文献