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【HSP】学校になんて本当は行きたくなかった話

あなたはタイムスリップできるならいつに戻りたいですか?

赤ちゃん?学生時代?それともいつにも戻りたくない?

私が一つだけ言えるのは、小中学校には絶対に戻りたくないということです。

理由はどれだけ思い返しても良かったなと思える記憶がないからです。

今回はHSP持ちの私が、どんな学生時代を過ごしていたのか振り返ってみようと思います。


小中学校に戻りたくない理由

1.気の合う友達がいなかった

私は人見知りでおとなしい性格だったので、自分から友達に話しかけるタイプではありませんでした。

また、友達と話す内容もあまり合わず、他の子達は昨日見たテレビやマンガの話で盛り上がっているけど、自分は聞いていてつまらないなと思っていました。

HSPは物事を深く考えるため、世間話のような浅い話題が苦手です。私も、幼いながら「人が死んだらどうなるんだろう」とか「どうして人間の足は5本に分かれてるんだろう」みたいな疑問をずっと1人で考えていました。

例えば、テレビの話で盛り上がっている時、他の子たちはテレビの内容で盛り上がっているけど、私は「その子がどうしてそのテレビ番組を見ようと思ったのか」「その番組を見てその子が感じたことは何か」とても気になって仕方がありませんでした。

その時聞けばいい話なのですが、その場の雰囲気が暗くなりそうだなと感じたのと、変な子だなと思われたくなかったので聞くことはできませんでした。

このように、自分は話をもっと深掘りしたいけど、周りはそうじゃないという空気感が非常に苦手でした。

誰かとは一緒にいるけど、本当の自分を出せずにいつも孤独を感じていました。

2.授業中に手を上げて発表するのが嫌だった

「これがわかる人は手を上げて発表してください」

「発表」という言葉が学校生活の中で一番嫌いな言葉でした。

私は授業中に手を上げることはほとんどありませんでした。

なぜなら怖かったから。

「発表して間違ってたらどうしよう」「誰かに笑われたらどうしよう」という不安がよぎって、他の子達からはいつも手を上げない消極的な子として見られていたことでしょう。

3.相談できる人がいなかった

学校という小さいコミュニティで、何かあった時に話ができるのって、先生か家族、友達のいずれかだと思います。

私の場合、誰に相談しても「気にしすぎ」「何を考えてるかわからない」という言葉ばかりが返ってきました。

その時私は、きっと誰に相談しても共感してくれないんだと悟り、誰かに頼るということを諦めていました。

4.優等生扱いされた

これもHSPの特徴である、「物事を深く考える」につながってくるのですが、私はよく周りから「しっかりしてるね」「落ち着いてるね」と言われることが多かったです。

自分ではそんな自覚ないんですよ。ただ周りを注意深く見て迷惑にならにようにしているだけだったから。

別に目立ちたくなかったのに、学級委員長の候補に挙げられたり、生徒会の応援演説を頼まれたり…

とにかく表に立ちたくない人間が、どんどん人の目を浴びていくという正反対のことが起きており、私は負担に感じていました。

5.落ち着く場所が無かった

私はいつも学校の中では緊張していました。

授業中は発表の時間に怯え、休み時間はクラスの子の騒ぐ声や笑い声が聞こえて、給食の時間は別に話したくもない子達と話をしないといけない(話すことも無かったので黙っていました)、お昼休みはやりたくない遊びを他の子達と一緒にしないといけない。

本当は静かな場所で空想にふけって、給食も1人で黙々と味わって、お昼休みは自分のやりたいことを思う存分やれる方が良かったのに…

6.集団行動が苦手

学校生活では協調性が求められるため、1人でいたくても中々自分のペースで過ごすことはできませんでした。

HSPの私は人の機嫌を伺ってしまう癖があったので、自分ではなく他人を優先して行動していました。

他人の気持ちに敏感だった私は、「自分が何をしたいのか」「何を感じたのか」という感情を押し殺してきました。

ですので、表面上は集団行動はできていても、心の底では無理をしていたのだと思います。

7.先生の怒鳴り声が苦痛だった

好奇心旺盛な小中学校だといろんないたずらをしたり、喧嘩をしたりすることもあるでしょう。

そこで先生が怒鳴り散らかす声が本当に本当に苦痛でたまらなかったのです。

耳の鼓膜が破れるような声量で、机を叩きながら、心臓がバクバクして…

自分が怒られてるわけではないのに、廊下で他の生徒が怒られていると、耳を塞ぎたくなるくらい嫌で、胸が締め付けられる思いでした。


理解者がいないという孤独感

このように思い返してみると、自分って子供ながらに苦労してきたんだな〜と褒めてあげたい気持ちになりました。

当時は友達と仲良くすること、協調性を持つこと、優等生でいることは当たり前だと思っていました。

でもそれは、本来の自分を隠して我慢しているだけなんだということには気付く余地もありませんでした。

そして1番辛かったのは、親にも理解されなかったということです。

学校で困ったことがあって、親に相談したことがあるのですが、全く的外れの行動をとられたことがあります。

「私がして欲しかった(言って欲しかった)のはそういうじゃないんだよな〜」と何度心で思ったことか。

おそらく親は、私が学校に行きたくなかったという事実は今でも知らないと思います。

親に頼ってもどうすることもできなかった当時は、自分が我慢して大人になれば自由になれると思っていました。

子供の頃から自由になりたいって思うってどんな状況だよ!

とにかく私の小中学校時代は、周りと比べて、できない自分を責めるような自己肯定感が低い子でした。


終始暗い話になってしまってすみません。

でもそんな暗い時代があったからこそ、今の私があります。

「今はありのままの自分で楽しんでるよー!」と昔の自分に言ってあげたいです。

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