マイナー科医が考える大学病院での初期研修のメリット、デメリット(前半)

はじめに

最近の傾向としては初期研修はハイポ系市中病院が人気になってるように思います。私は大学病院での初期研修だったのですが今回あえて、自分の経験を踏まえて大学病院での初期研修のメリット、デメリットについて記事にしてみました。

私は眼科医であるのでマイナー科目線での考えになるのと、市中病院と比較する上で市中病院は本当に千差万別であるということ、大学病院でも市中病院ぽいところもありあくまで参考として考えていただけたら幸いです。

大学病院での初期研修のメリット

1、同期、先輩の数がとても多い

個人的に1番なメリットはこれだと思います。基本的に大学には初期研修、上司ともに数がとても多く友人も作りやすいと思います。また、将来他の病院に行ったときに他科で初期時代の同期がいると何かと心強いものです。

2、科の選択の自由度が高い

必修の中でも内科や、外科でも選択肢は豊富です。また、自由選択できる期間においてはかなり多くの科、他院での出向研修を選べることが多いです。市中病院ではまずないような科を研修できたりできるのはやはり大学ならではです。

3、自由選択期間が長いところならハイポな研修ができる 

これは2に近いんですが。場合によっては2年目がほぼ自由選択になってるところも多く、本当に楽な科で固めることができます。科によってはほぼ見学みたいなところもあったので選択次第では超ハイポな研修生活を送ることもできます。

4、マイナー科の場合入りたい医局と直接コミュニケーションがとれる

眼科を含めたマイナー科は、専門医を取るために入局が必要なことが多いです。その際大学病院での研修だと入局したい医局の雰囲気が研修を通して直接知れるのも大きいメリットです。

内面の事情がわかるのももちろんですが新専門医制度になってからはシーリングがあるため希望する医局に入局できるとは限りません。自大学ならともかく他大学の学生だとどうしても不利になります。どうしても入りたい医局があるのなら初期研修のときに直接その医局で働いてコネを作るのも戦略としてはありです。

5、たすきがけを利用したら場合によっては人気病院とマッチする可能性が上がる

これはかなり病院にもよるし必ずしもそうとは限りませんが、普通の研修でマッチするのはかなり困難な人気研修病院が大学とのたすきがけ病院に含まれてることがあります。働ける期間は一年だけですが普通にマッチするよりも倍率が低いことが多いように思えます。

6、当直がぬるいことが多い

これも本当その人の捉え方次第なんですが大学の当直はまわってる科の科当直にひっつくなど当直の回数も少なくて内容も楽なところが多いです。とにかく楽に初期研修を終えたい人にとってはいいかもしれません。

まとめ

自分の考える大学病院での初期研修のメリット、デメリットについて記事にしてました。内容が長くなったので前後半にわけて今回はメリット中心に書きました。

また、後半記事もあげますのでよろしければnoteやTwitterのフォローしていただけたらとても嬉しいです😊

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