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ドイツ生活242日目 2023/11/10 暖房が直った

午前中家にいたら、ゴンゴンと扉がノックされた。

扉を開けたら、なんと大家さんの奥さんだった!
そして暖房の修理業者のおじさんも一緒に来ていた。

大家さん夫婦はルクセンブルクの人で、大家さんはドイツ語を流暢に話せるが奥さんはドイツ語はそこまで流暢じゃなく、「私のドイツ語下手でごめんなさいね」と言いながら暖房をこれから修理することを伝えてくれた。

2人はフランス語で話していた。
私のアパートは玄関を入ったら靴を脱いで、部屋全体は全て靴下かスリッパ、裸足で歩き回るようにしているのだがその修理人の人はズカズカ土足で入ってきた。

それを私がつい「えっ」という表情で見ていたので、大家さんの奥さんは急いで靴を脱いで「あっ、靴、、ごめんなさいね」と言った。

修理人の人はドイツ語がわからないようで、そのまま何も気にせずに土足で作業を始めた。温度を調整する部分のところを外して、中の部品を少し調整しただけで、「もう終わった」と言った。

壊れている暖房を修理したというよりも、そもそも起動するための設定をし忘れていた、というような感じの早さだった。
早速暖房を最大に設定して、一応それが温まり始めたことを確認するまではいてもらった。

少ししたら、昨日までは死んだように冷たかった暖房がほんのり暖かくなっているのを感じた!暖房が直った!

「他は何か問題ない?大丈夫?」と優しく聞いてくれて、
「とても綺麗で家具もタオルも食器も全部揃っていて便利です!ありがとうございます」と伝えた。

電話した翌日に、近いとはいえ隣国のルクセンブルクから大家さんと修理人さんが一緒に来てくれたことがとても嬉しかったしありがたかった。
家賃の値下げを交渉しようとしていたが、その必要はなかったようだ。


夜になって、外に出て散歩することにした。

素敵な装丁の本があって、手に取ってみたらテーマも少し気になるものだった。今読んでいる本を読み終わったら買おうかな。

『あなたの愛する人が読んでくれたら嬉しい本(その反対もしかり)』

本屋さんは結構大きくて、子供の本フロアにはおもちゃやぬいぐるみも売っている。

雪の結晶のぬいぐるみ

こんな感じで立ち読み?どころか座り読みを推奨するような大きなテーブルと椅子もあって、どっしり腰を落ち着けて本を選ぶことができるようになっている。

いいね

日本の小説が英語に翻訳されたものも売られていた。

日本で読んでおけばよかった

12月の1週目の週末に独仏公園でクリスマスガーデンがあるらしい!
日本語でいう、イルミネーションみたいな感じだろうか?

けどその週末は彼のおばあちゃんの誕生日パーティーがあって呼ばれているので行けないかもしれない。

いいねええ

市街地ではイルミネーションの電球コードを取り付ける作業が行われていた。

楽しそうな仕事

日本にいる姪っ子と甥っ子、あと友達の子供に何かプレゼントをあげたくて、子供服のお店があったら入るようにしているのだが、なかなかこれというものが見つからない。

可愛い

おもちゃや雑貨をプレゼントしてもいいが、色やデザインが気に入らなかったら使われないので、サイズさえ合っていれば着ることのできる服は実用的でいいかなと思っている。

彼の家にもある、モワモワで気持ちのいいブランケットのことをドイツ語で
Kushcheldeckenというらしい。Deckenはブランケットで、kuschelnは抱きしめる、身をすり寄せる、という意味の動詞だ。

本当にモワモワしていて気持ちよくて温かい。
買おうか迷っているが、ドイツの冬がどれだけ寒いのかを確かめてから買おうと思っている。

いろんな色がある

私がよく行くスーパーはデパートの地下にあり、ちょっと高級なタオルが売られているコーナーが近くにある。

ドイツに来るとよく見るこの袋型になっているタオル。
雑貨屋さんにも必ずあるし、彼の家でも見たし、家主の家にもあったし、新居にも置かれてあったこのタオル。
実はつい最近まで使い方が全くわからなかったのだが、この袋の中に手を入れて石鹸を持って、体をゴシゴシ洗うためのものらしい。

そうだったのか
いろんな色があるよ

体を洗う方法は自由だが、こんなにもドイツ全体でこのタオルを推しているということは、この洗い方がドイツ人に取っては一番いいと思われているのだろう。

せっかく新居にも用意されているので、これで体を洗ってみることにする。
こういうものをお土産にしてもいいかもしれない。
日本のみんなは、これをもらったらどうだろうか?
それ以外の使い方がないから不便かもしれないが、それでも一応タオルとしては使えるはずだ。


夜ご飯は、この前アジアスーパーで買ったトッポキのインスタントを作って食べた。

美味しかった

来週炊飯器や調味料を彼の家から持ってきたら、色々料理を楽しみたいなと思う。

それにしてもビザ申請、心配だな。
追加書類を提出するのに1週間かかったし、その間に住所も変更になったから(ケルンどころか別の州に引っ越した)手紙が届くか不安だ。

会社からは
「11月15日からの勤務開始がおそらく不可能なので、12月1日から勤務開始の雇用契約書を再度作成するのでそれにサインしてください」と言われたが、このままじゃ12月も無理な気がする。
1月とかになってしまったら不安だ。でもそうなる気がする。

ドイツ政府としても、早く働き始めてもらった方がそれだけ早く・多く税金を納めてもらえることに繋がるのに、なんでこんなに手続きが遅いんだろう?

でも他のブログ記事などを読んでいたら、
外国人のビザ発給に3ヶ月以上かかると、通常それだけの期間を企業は待てないので自然とドイツ人やビザのいらないEU市民を優先的に採用するようになる、という記述があった。

もしかしたらあえて手続きを長引かせることで相対的に外国人よりもドイツ人を雇いやすくして、ドイツ国民の雇用率を上げようということなのかもしれない。
そう考えたら理にかなっているようにも思える。

でももしかしたらそんなふうに深く考えてなんかなくて、ただお役所仕事がすごい遅いだけな可能性もある。ドイツは移民が多いので仕事量が多くて追いついていないだけかもしれない。

もうできることはやったし、これでダメだったら仕方ない。

最悪の場合時間はギリギリだがまた就活をしてもいいし、間に合わなかったら一回日本に帰ってそこから何かまたドイツに来れるような方法を考えればいい。

陽が暗くなるのも早くて、ビザのことを考えると心がずっしり重くなる。
日本という世界最高レベルの平和な国から来ている私でもこんな心境なのだから、どうしようもない理由でドイツに来ている人はもっとストレスになるだろう。

だがこのお役所仕事との戦いもドイツの醍醐味だ。

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