ライブハウスで犬に出会った【サウナガール】
ライブハウスで犬に出会った。
少し言葉を足すと、
ワンと吠える愛くるしい犬ではなく、
ドラムを叩く”犬さん”に出会った。
私「犬・・・と、達人(たつじん)???」
ライブハウスに向かう電車内。
ひどく困惑したのが、サウナガールとの初めまして。
数時間後に迫るライブのバンドをTwitterを調べたら、余計に謎が深まった。
7月3日の渋谷O-Crest、『ムロフェスvs後夜祭』。
サウナガールというバンドの演奏を初めて聴いた。
第一印象こそ犬という名前に引っ張られたが、
実際はただただその音楽に惹き込まれた。
メンバー全員を観たくて聴きたくて、
目をキョロキョロさせながら客席に立っていた。
セトリ用紙をもらっていた見知らぬ方に
「写真撮らせていただいてもいいですか?」と
勇気を出して声をかけに行くくらい興味を持った。
クラスに1人はいそうな、そんな人を4人集めたバンド。本人たちを前に受けた印象はこれ。
決してありふれている奴だなんてdisではない。
※ここから書く各メンバーの印象は完全な独断と偏見が含まれます。
ギターボーカル・トシマサくんは、ちょっとおとなしめだけどニッチな音楽を聴いてそうで、秘めたこだわりを持ってそうな男の子(なイメージ)。
気持ちが溢れ出て声の抑揚が気持ちいい、伏し目がちに歌うときですら届けたいという思いがびりびり伝わってくる人だった。
ギター・シノミヤくんは超個性派。ファッションセンスも発言もぶっ飛んでるしたまに何考えてるかわからない、ミステリアスだけど惹かれる人(なイメージ)。
ステージの真ん中で、音楽に身を委ねて身体全部で表現している、視線を釘付けにするギターを弾く姿が今も頭に残っている。
ベース・達人くんは、古着やサブカル文化に通じてて運動もばりばりやってますオーラが出てる笑顔が素敵な方(なイメージ)。
前髪からたまに覗く目が優しくて、ベースとコーラスを担い演奏を支えながら客席をしっかりと見て通じ合っている好青年でした。
ドラム・犬くん、常人の皮を被りながら常に予想を超える言動をしてくれそうなダークホース男子(なイメージ)。
ステージ後方から送るメンバーへの視線が真剣そのもの。メンバー同士で目が合うとより楽しそうにドラムを叩いている様子が印象的。
それぞれが友達にいそうな親しみやすさだったり、
音楽への直向きさを感じさせたりする4人。
文化祭での自主企画バンドのような、ただ間違いなくそれ以上の熱と演奏を届ける4人。
彼らの「エモキャッチー」というコンセプトは、そんな親近感や熱さからきているのだと思った。
今までは1万人規模のライブばかり行く生活だったが、最近はライブハウスに赴くことが増てきている。
「パーじゃなくてグー(拳)掲げるんだ」
「こんなに近くていいの?」
毎度ど素人な感想を抱きながら、
バンドマンがぶつけてくる熱量と、
フロアから溢れる愛と、
バンドとライブハウスの強い絆にほだされている。
その熱の中に、
自分が1番入り込めたのがサウナガールだった。
好きだ、と直感的にグッとくるあの感じ。
1曲聴いただけでわくわくするあの感じ。
またライブハウスで会いたい。
次こそCDを買って、直接感想を伝えたい。
蛇足
そしてあとから冷静になって「達人(たつじん)じゃなくて達人(たつと)……?」とハッとしたけれど、調べてもわからなかったので誰か真実を教えてください。。。
そして犬くんの由来は……?なぜ犬……?
サウナガール
静岡県発 4人組 エモキャッチーロックバンド
公式Twitter @saunagirl_info
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