なぜ仕事をしているのか

なぜ仕事をするのか。就活の自己分析の際、その問いを考えた。そして出したのが人生の暇つぶしだからという答えだった。
仕事をしたくてしている人はどれだけいるだろうか、お金のため、生活のためと思っていると仕事に依存してしまいそうで、仕事は忙しすぎて人生の暇つぶしで、その暇つぶしでお金がもらえるとしたらすごい気が楽になりそうだ、と思っての答えだったと思う。

1年前くらい、1年上の先輩と二人でご飯に行った際、仕事なんて頑張りたくないですよ、と手を抜けるなら抜きたいですよ、と言った。それが翌日には営業課員皆知っていたという出来事があった。あとからそんな仕事の姿勢ではだめだとかなんとか、客先との宴会でも説教のネタにされた。
会社で誰でも見れる予定表がある。それに予定を詰め込めと言われる。会社にいるとサボっていると言われるから、と言って外出先でサボっている先輩がいる。
仕事は手を抜いている、暇であることを隠さなければならないと気づいた。
暇だと仕事を割り当てられる。忙しそうにしていないと、頑張っていると思われない。残業していないと評価されないというのは確からしい。朝早く出勤していると頑張っていると思われるらしい、実際にそうだったから少し早めに出勤する。
なんだか、暇つぶしのための仕事でも暇つぶしをしているのが馬鹿らしくなってしまった。
働きアリは2割がよく働き、6割が普通に働き、2割があまり働かない層だとのこと。俺はどの層かな、あまり働かない層になりそう。

よく聞くラジオの伊集院光が、円楽師匠から「自分の好きなことに少し社会性をもたせると食っていける」という言葉をたまに紹介している。社会性をもたせるのが難しいんだろうけど、それができたらな、と夢想する。

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