現実の自分と理想の自分を入れ替える。パート2

前に書いた、「現実の自分と理想の自分を入れ替える。」には続きがある。その時は夢で理想の自分を見せられて、そこにたどり着くには、もちろん本人の努力が必要だけど、大事なことは、小さな『勇気』だった。友達に自分から話かけること、授業中に先生の質問に答えること、部活に入ることだった。最初の友達に話しかけることは、小学生のイジメでトラウマになってたから、かなり勇気が必要だった。だから、中学校に入って、友達かいなかったし、剣道部がなかったから部活に入らなかった。それがある日を境に自分から積極的に話しかけた。あの夢のおかげだ。だから、誰でも、理想の自分になれるなんて、どこぞのダイエット通販みたいなことは言わない。あの夢の中で、理想の自分と入れ替わりたいと真剣に願ったからだ。クラスでビリだった成績は中学ではクラスの中間ぐらいだった。でも、通っていた剣道の道場の先生から、相手の目を見れば、相手の気持ちがわかると言われた。そんなバカなと思いながら、くじ引きで、1番前の席に座った時に実践してみた。先生の目を見て、話しを聞いてたら、先生の気持ちはわからないが、授業の内容は理解できた。黒板の写しだけだった授業が、先生の話しでわかったところをノートの端に書き留めた。それを体育と芸術科目以外やってみた。すると、テスト勉強の時にノートの端のコメントで、授業内容が映画の一場面のように思い出された。2学期は成績が急に上がることはなかったが、7割は取れる自信がついた。当時、週に一度『必修クラブ』なるものがあった。授業時間に1時間だけ、クラブ活動があった。全員何かを選択しなければならなかった。勉強系は嫌だという理由で、珍しい、弓道クラブを取った。人気がないだろうと思ったら、意外にも多かった。ジャージ姿で弓の弾き方は教わったが、的に当てるのは、難しかった。自然待ってる間に他のクラスのヤツと話しをした。部活の話になり、「帰宅部」と答えると、俺サッカー部なんだ。一緒にやらない?」と誘われた。もう夏休みも終わってた。「1年の途中から入れんのかな?」「大丈夫。みんな中学で始めたから、すぐ追いつくよ。」そう言われて、次の日顧問の先生に入部届を出しに行った。それから、毎日サッカー部、週に2回は、サッカー部から帰って防具担いで剣道の道場に通った。体力がつき、体育も人並み以上にできるようになった。理想の自分に近づきつつあった。

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