八村塁全試合記録★60試合目★5.24.2021

2021年5月24日(現地23日)、
ワシントン・ウィザーズの八村塁がNBAプレイオフ初出場を果たした。NBA2年目の八村はNBAプレイオフの舞台に立った史上初の日本人選手となった。

ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたフィラデルフィア・76ersとのプレイオフ・ファーストラウンド(1回戦)第1戦に八村は先発出場した。今季レギュラーシーズン59試合に出場し、プレイオフ第1戦は60試合目の出場。

https://youtu.be/6Ds9DGWnfsQ


https://youtu.be/Tg71tI_06dM


八村は、36分8秒のプレイで12得点、5リバウンド、3パーソナルファウルを記録した。フィールドゴールは8本中5本成功、3ポイントショットは2本中2本成功。

出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはマイナス19だった。


八村は、第2クォーター残り9分2秒にラッセル・ウェストブルックのパスを受けてプルアップジャンパーを成功させ、プレイオフ初得点を記録した。続くオフェンスでも、イシュ・スミスのパスからターンアラウンド・フェイダウェイジャンパーを沈めて連続得点をあげた。後半にはプレイオフ初ダンクや同じくプレイオフでは初となる3ポイントショットを2本中2本沈めるなど、重要な得点をあげてチームに貢献した。

一方、守備では主にトバイアス・ハリスのマークを担当したが、インサイドを攻めてくるジョエル・エンビードやボールをコントロールするベン・シモンズのカバーにも行かざるを得ない状況で、対応に四苦八苦。ハリスは八村を含むウィザーズ守備陣をかいくぐって前半だけで28得点(合計37得点)、エンビードは後半に21得点(合計30得点)と76ersのオフェンスを牽引した。

ウィザーズは試合時間残り1分30秒に八村の長距離砲で5点差まで詰め寄ったものの、結局このクォーターはシクサーズに終始リードを許し、最終スコア118-125でウィザーズ敗れた。

勝利したシクサーズでは、前半だけで28得点と爆発したトバイアス・ハリスがゲームハイの37得点に6リバウンド2スティール、ジョエル・エンビードが30得点、セス・カリーが15得点、ダニー・グリーンとジョージ・ヒルがそれぞれ11得点、ベン・シモンズが15リバウンド15アシスト。

 一方のウィザーズでは八村のほか、ブラッドリー・ビールが33得点10リバウンド6アシスト、ラッセル・ウェストブルックが16得点14アシスト、ダービス・ベルターンスが14得点、アレックス・レンとダニエル・ギャフォードがそれぞれ12得点を残すも一歩及ばず。

3年ぶりのプレーオフとなったビールは「第3クォーターに流れを譲ってしまった。相手が速攻からスリーを決め始めたんだ。それでも僕らは粘って僅差を保ったんだけど、あと一歩だった。次戦ではもっといい内容のプレーができるだろう。しっかり修正して第2戦に臨むよ」と切り替えた。

 27日に行なわれるシリーズ第2戦に向けて、八村やレンといったこの日プレーオフの試合に初出場した選手たちが調子を上げていくこともポイントになると言えるだろう。

「初めてのプレーオフとなる選手たちにとっては、いい勉強になったと思う。(プレーオフはレギュラーシーズンとは)違う意識が求められる。その意識が毎回のポゼッションに必要なんだ」とビールは話している。

ウィザーズのプレイオフ第2戦は、2021年5月27日(現地26日)に再び敵地フィラデルフィアで対戦する。

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