八村塁全試合記録★59試合目★5.21.2021

2021年5月21日(現地20日)、
八村塁が所属するワシントン・ウィザーズがインディアナ・ペイサーズとプレイイン・トーナメントで対戦した。
八村は今季59試合目の出場。

https://youtu.be/qCrsQyuH2TQ

https://youtu.be/K_hspBpX0y4


八村は先発出場し、25分24秒プレイしたた八村は、フィールドゴール8本中6本成功の18得点、4リバウンド、2アシスト、1パーソナルファウルを記録した。3ポイントショットは3本中2本、フリースローは4本すべて成功させ、ウィザーズは142-115で勝利を収め、2018年以来3シーズンぶりのプレイオフ進出を決めた。NBA2年目の八村にとって、プレイオフ進出はキャリア初。日本人NBA選手としても史上初の偉業となる。

東カンファレンスの第8シードを決めるプレーイン・トーナメント、ウィザーズvsペイサーズの一戦は、レギュラーシーズンをスウィープした相性の良さそのままにウィザーズが圧倒する一方的な展開となり、セブンティシクサーズが待つプレーオフ1回戦へと駒を進めた。第3クォーター途中でウィザーズの得点が3桁に乗るハイスコアゲームで、相手の長所を消しに行くより自分たちのやりたいプレーを優先した大味な展開となった。

それでもハイペースな得点の奪い合いで競ったのは第1クォーターまでで、その後はウィザーズが抜け出す。チャンドラー・ハッチソンとダニエル・ギャフォードが入るとウィザーズのディフェンスはスピードでも高さでもペイサーズを上回り、特に前半だけで5ブロックを記録したギャフォードの強力なリムプロテクトがペイサーズのオフェンスを抑え込んだ。そこからラッセル・ウェストブルックのトランジションが発動し、ロビン・ロペスのフックシュート、ギャフォードのアリウープなどインサイドの得点も着実に伸びて、ウィザーズがこのクォーターを36-23と圧倒した。

さらには第3クォーター、ペイサーズは修正が利かないまま八村塁に力強いドライブを決められ、ラウル・ネトにもスピードで切り裂かれてディフェンスが崩壊。ウィザーズは攻め手を緩めることなくたたみかけ、前半はタッチに苦しんだブラッドリー・ビールがドライブに3ポイントシュートを次々と決め、八村も果敢なアタックからドライビングレイアップにフリースローと得点を積み重ねた。

第3クォーター終了時点で114-83と勝敗は決したようなもの。攻守を力強く牽引したウェストブルックは18得点8リバウンド15アシストで珍しくトリプル・ダブルを逃したが、これは楽勝の展開だった結果。メンバーを落とした試合終盤も形勢は変わらず、142-115でウィザーズが勝利を収めた。

ペイサーズは主力にケガ人が出て、キャリス・ルバートは健康安全プロトコルにより欠場と厳しい状況で、第2クォーター序盤に主力を揃って下げた時間帯にウィザーズに一気に試合の流れを持っていかれてしまった。それでもタレントの欠如以上に相手の攻めに対してアジャストできず、ただただ相手に気持ち良くオフェンスをされて、ポストシーズンにもかかわらず142失点を喫したのでは勝機は見えてこない。

ウィザーズはセルティックスに敗れたものの、ここで大勝して東カンファレンスの第8シードでプレーオフに進出。

八村は試合後、
「去年もプレイオフに行けるチャンスがあったんですけど逃してしまって、今年はやっと行けるということで楽しみにしています」と語った。

「コーチたちや先輩たちもプレイオフはインテンシティとかフィジカリティも違うということを言っていた。どんだけ違うのかということがこのプレイオフでわかると思うので、楽しみにしています」。

また、負けたらシーズン終了となるこの試合にも、特にプレッシャーを感じたりはしなかったと言う。

「最初から負ける気はしなかった。チームとしても負ける気はなかったですし、これが最後のゲームだという感じでは挑まなかったので、それがいい結果に出たと思う。僕らのゴールはまだまだこれから。それに向けてプレイオフも始まりますし、チームも良くなっているので楽しみです」。

イースタン・カンファレンス第8シードとしてプレイオフに進出するワシントンウィザーズは、2021年5月24日(現地23日)から1回戦でイースト第1シードののフィラデルフィア・76ersと対戦する。

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