暮らしの中の考察集『考えの整頓』
去年の11月頃。何気なく本屋で手に取ったこの本を、ようやく読み終えました。気が向いた時に読み進めていたので、時間がかかってしまいましたが、一息つきたい時に重宝していました。
内容は、雑誌『暮しの手帖』の連載をまとめたもので、筆者の気付きや思索が全27篇にわたって書かれています。
『この文章には、ものごとの輪郭を辿っている面白さがあります。突然ものごとの核心に行くのではなく、その輪郭を歩きながら、考えていることを文章にしているように思えます。』
——「あとがきにかえて」 よ