奇跡が起きるのを待つよりも
どうしてもどうにかなってほしいことがあるとき、人は闇雲に解決策を探してしまいます。
藁にもすがる思いで、誰かに頼ったり、神頼みをすることもあるでしょう。
もうどうしようもないのかもしれない。
奇跡でも起こらない限り、もうダメだ。
と思うこともあるかもしれません。
もし、そんなふうに思わざるを得ないくらいに辛いことがあるときは、今が奇跡が起きた後の状態なのかもしれないと考えてみてはどうでしょうか。
実際、この宇宙は奇跡の連続で成り立っているようなものです。
こうして生まれてきただけでも奇跡なのに、今日のこの日まで死なずに生き続けてこれて、こうして笑ったり泣いたり喜んだり悲しんだりできているって、もうそれだけで奇跡だとしか言いようがないと思うのです。
足りないもののせいで辛かったり寂しかったりする気持ちが続いているかもしれません。
それさえ手に入ったらずっと幸せになれそうな気がするかもしれません。
愛する家族の誰かの苦しみを少しでも和らげてあげたいと試行錯誤している人もいるかもしれません。
玉手箱では奇跡が起こると言っているので、このことはちょっぴりパラドックスなのですが、奇跡はもう起こっていると考えてみると、今このままの状態で、有難いことだけしか起こっていないことに気づきます。
私にも、たくさんの解決しなければならないことがありました。
今でも何も解決していないこともまだまだあります。
でも、解決していない今のこの状況が奇跡が起こった後の結果だとしたら。。。
その解決していないように思えることをも含んだ全てが、美しい宇宙のハーモニーの中で自然に湧いてきていることだということが、理屈ではなく腑に落ちたならどうでしょうか。
それがたとえ100パーセント納得できてなくてもなんとなくわかるようになってくると苦しみが和らぎ、それがもっと深いところまで到達すると、そのことに有り難ささえ湧いてきます。
そしてここにある状況が、それがどんな状況であれ、起こるべきして起こっているのだということが腑に落ちたら、起きていることを受け入れながら、穏やかな気持ちで適切な対処をしていくことが可能になるのです。
私たちは、望んでいないことに出くわしたとき、起こったことを大問題として捉え、悩みに悩んで、解決策を探して右往左往してしまいがちですが、心が揺れれば揺れるほど、望んでいないことが現実になっていきます。
なので、この記事を読んでくださっている方の中で、今起こっていることに不安な気持ちがどうしようもなく消えないという方がいらしたら、そんな不安な気持ちになってしまう自分自身を愛してあげてください。
不安を取り除こうとするのではなく、不安な気持ちを優しく抱きしめてあげてください。
不安は取り除こうとすればするほど、私たちの張り付いてきます。
北風と太陽のお話のように、まとわりつく不安を無理に引き離すのではなく、優して愛してヨシヨシしてあげましょう。
そうしているうちに、どんなに北風がピューピュー吹いてもマントを脱がせることができなかったように、躍起になって取り除こうとしてもなくならなかった不安が、太陽の暖かい陽射しがマントを脱がしたように、私たちに張り付いている不安というマントも、自然に剥がれていくものです。
人生に起こることを丸ごと愛してみましょう。
そうすれば、何も悩むことなどなかったことに、このままでもう既に愛の中にいたことに、ただ静かに気づいていくでしょう。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
感謝の気持ちで心と体が満たされるとき、あんなに不安だったことが ただの幻だったことに気づきます。
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ミカリュスの魔法の玉手箱
ミカリュス・ブルガリスの世界へようこそ。 ブログでは書けない深くて濃いお話をしています。 愛のある暮らしと地に足のついた精神世界、そしてお…
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