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痛みから解放されるために - なまけ者のさとり方20

タデウス・ゴラス著のなまけ者のさとり方について、ミカリュスの魔法の玉手箱で解説しております。

魔法の玉手箱の記事は1000記事以上あり、探すのがたいへんだと思いますので、なまけ者のさとり方シリーズとして、別マガジンに括っておりますので、どうぞ目次としてお使いくださいね。



平等という概念は、ともすれば一番低いラインにみんなを合わせたり、無意味な平均点や中間点を指す場合が多いと思います。私がここでいう平等とは、私たち全員がが最も高い意識レベルに至り、純粋なスペースとなって執着もこだわりも捨ててあらゆることを自由に体験し、自分の欲する喜びや幸福感に浸りながら、他のすべての人々と一つになる、ということを意味しています。最高のバイブレーションより少しでも低いレベルでは、量や価値の幻想が生まれ、私たちたちそれぞれが持つ愛、知、力に差があるように見え始めます。私たちは自分が選んでいるバイブレーションのレベルで、お互い、違うように見えるのですが、本質的には、私たちたちは皆、平等なのです。 (P81-P82)


では、どうして私たちはこんなかたまりの状態に陥ってしまったのでしょうか。

どうして、今見えている物質世界だけが唯一絶対の真実だと思い込むようになったのでしょうか。



完全に拡張した存在は、彼ら自身、全く抵抗のない状態ですが、同時に他の人は彼らに抵抗することができません。

スペース状態の人たちは、他の存在の全てを包み込んでいるので、周りにいる人の中で収縮している人がいると、その人はスペース状態の人から追われているような感じがするのです。


責められている感じといった方がわかりやすいかもしれません。

誰かの書いたブログ記事などを読んで、ざわざわした気持ちになって、批判コメントを残したくなったり、なんとなく嫌な気持ちになってしまう人は、書き手は全くその人のことを知らないのに、自分のことを言われて責められているような気がしてしまうのかもしれませんね。


そう感じてしまうのは、収縮している人の重さのせいで、スペース状態の人は、誰かに何かを押しつけたり、強制したりする気は全くないのです。



これは誰にでもあることで、完全にスペースであるところまで到達している人はまだ少ないですので、どんな人でも、自分が追われていたり、責められているような気持ちになって落ち込んでしまうことはあるのだと思います。


しかし、この反応も、縮こまって重くなった存在がないと起こりません。自分の能力を否定したり、他人の自由意思を否定したりすると、あなたのバイブレーションレベルは低くなり、プルートどころか、その他さまざまな物質的に現出させてしまうのです。真理を否定すると、パンドラの箱を開ける結果となってしまうのです。(注;プルート=ここでは獰猛な犬の概念のこと)P85


あなたを強制的にかたまりのレベルにとどめておこうとするものは何もないいのです。

周りの人から、さんざん、理不尽な扱いを受けているように感じてしまうのは、かたまりの人の重さのためです。

自分を閉じ込めて、盲目になっているから、痛みを感じてしまうのです。



痛みから解放されるには、ただ自分の意識に入ってくるすべてのことを受け入れようと思うだけでよいのです。



誰かの言動で、自分が責められているような気がしてざわざわした気持ちになってしまうときは、


あっ、私、かたまっているのかも。


と思うだけでふと緩むものです。



かたまり続けて苦しい人は、


あっ、私、かたまっているのかも。


ということに気づいていないので、苦しみが続いてしまうのだと思います。


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