タルトタタン

見返す必要はないということ


つきあってる彼、またはつきあっているつもりだった彼からと連絡がとれなくなった。


そのとき、できることは、ただひとつ。


放っておくことです。


フランスの男は、ほぼ、100%の確率で、テキスト、もしくはメールを送ってきます。


それが、半年後や1年後のときもあります。


しかも、そのテキストないしメールは、多くの場合、こんな感じで始まります。


Ca fait longtemps que je n'ai pas eu de tes nouvelles.
(しばらく君からの連絡がなかったけど、どうしてるのかな?)

と、あたかも、連絡をたったのは、あなたのように、しらじらしく連絡してきます。


もし、彼のことが本当に好きで忘れられないのなら、それまで放っておきましょう。


多くの優しくて真面目な日本人女性がする間違いは、どうしても白黒はっきりつけたくて、なんとか連絡をとろうとすること。


残念ながら、もう白黒ついています。


つきあっていた、もしくはつきあっていたと思っていた彼から、何日も、何週間も、連絡がないことが答えです。


なんとか連絡をとって、話し合って、納得したい気持ちはわかります。


できれば、いつもより、キレイにお化粧して、新しいお洋服に身を包んで、惜しいことをしたと思ってもらいたいかもしれません。


でも、そんな予算やエネルギーは、次の恋にとっておきましょう。


そして、何か新しいこと、習い事などをはじめてみたり、友人たちとのソワレなどに積極的に参加したりしましょう。


もし、そんな気分になれないときは、お家でゆっくり本を読んだり映画を観たり、ひとりの時間を楽しんだほうがましです。


そして、いつか、その彼が、さっきの例のように、しらじらしく連絡してきたとしても、やっぱり思い直してくれたのね。などと舞い上がってはいけません。


彼は、そのあと、つきあってみた他の女の子にふられたかなにかで、ただ退屈しているだけなのです。


だから、ひさしぶりだね、どうしてるのかなって思って。。。みたいなメールは、さらっと受け流したほうがよいのです。


本当に、やり直したいと思っている場合は、最初のメールで、きちんとあやまってきます。

そして、その文面には、後悔の気持ちと反省が滲んでいるものです。


きれいにおしゃれして、逃がした魚は大きかったと思ってもらう必要はないのです。


見返す必要はありません。


見返したいとか、はっきりさせたいとか、思っているうちは、彼に負けているのです。


連絡がない彼は、放っておきましょう。



元記事:見返す必要はないのだよん。(ミカリュス・ブルガリスのパリ・ガイドブック)テーマ:フランス辛口恋愛談義

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