見出し画像

楽曲紹介 - 記憶ノ海

アルバム冒頭で3曲を続けて歌った3曲目、曲ごとに作った時期がどんどん古くなってゆきます。

制作経緯

この曲はある演劇作品の為に作りました。ちゃんと遡って調べましたよ、実に2006年制作。きゃーー!ですね。
そして当時の舞台後記も。

まだ弾き語りを始めて数年でしたが、物語の為に曲を書くというのは嬉しい依頼でした。作・演出の方と打ち合わせをして脚本を読んで、そこから感じるままに書いた曲に「入れて欲しかった言葉が歌詞に入っている!」と喜んで頂けて、ほっとしたことを覚えています。
そして当時この公演中のみ1曲入りのシングルを特別販売しておりました。

画像1

過去ブログから写真拾いましたが、恐らくこの頃ガラケーですよね。笑
ジャケットの色はもう少し紫だったような。
この2年後に「茶色いピアノ」という8曲入りのミニアルバムを発売し、改めてこの楽曲を収録しました。

過去音源 2008年ver.

上記の2006年のものと2008年ver.が同じなのか、はたまたレコーディングし直したのか、、正に当時のことは記憶ノ海に沈みました。。
それにしてもこの頃は、日本語の乗せ方と発音が今とは違いますね。

レコーディング

「茶色いピアノ」というミニアルバムは、私が初めて本当に一人だけ、ピアノ弾き語りのみで開催したワンマンライブ「29歳、ひとりぼっち。」の為に急いで制作しました。
制作費があまりなかったのですがどうしてもグランドピアノでレコーディングしたくて、知り合いを通じてスタジオを探しました。エンジニアさん付きで立派なスタジオが借りれたものの、予算の関係で4時間限定、ライブのように勢いで録れるだけ録ろう!と8曲一気にレコーディングしたのを覚えております。
必死だったので歌っている時の記憶は一切ありません。エンジニアさんがライブさながらのレコーディングを楽しんでくださったのが印象的でした。

2019年ver.

レコーディング

月とヤモリ〜潜水艦〜記憶ノ海、歌い続けて何しろヘトヘトな状態でしたが絶妙にゾーンに入りつつあり(前記事参照)、「記憶ノ海」の頃には完全にライブやっている時の状態になっていたと思います。
自分を俯瞰で見ているような、輪郭がもう一回り膨らんでいるような、魂が半分抜けているような?笑 そんな感覚に陥るんです。
こうなるともうただただ気持ちが良く感情が溢れるような状態で、どこかの私が、これは良いテイクになるぞ、と言ってくれます。
…とか言いつつ、あまり自分では聞き返してないのですが。

それにしてもこの楽曲は今弾いても歌っても浅瀬から深海をたゆたっているようで、とても心地よいです。これからも歌い続けます。

因みに、楽曲を作った2006年当時の写真を見るとまぁぁぁぁ生意気そうな顔つきしてました。引っ叩きたい。笑


それとなく販売中


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?