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プロサッカー選手になるための道[よくある編] #2-1


#1の続き

午後2時
「カランコロン」
店内にベルの音が鳴り響きわたりました。
ついに初めての来客です。

「いらっしゃいませー!」

現れたのは一人の男性でした。
「お好きなお席へどうぞ!」ここは屋外かと思うような大きな声でアルバイトの「かえで」が案内しました。
男性は、ガランとした店内を見渡し、窓際の二人掛けの席に腰掛けました。
そして一言、

「すてきな内装ですね。」

「あっ、ありがとうございます!ぉ、おのみ物は何になさいますか?」

「ではアイスコーヒーをお願いします。」
「か、かしこまりました!」

「あの、、、一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「はい、なんでしょう?」

「まさかプロサッカーチームに所属されていた小池純輝選手ですか!?」
「よくご存じですね!」
「わたし、スポーツが大好きで、大学でもサッカー部に所属しています!全然、上手くなかったのですが…すみませんプライベートな時間なのに。」
サッカー選手が来店されたのか。だから彼女は緊張して声が変だったんだ。

「それは良かった。いえいえ全然大丈夫です。せっかくご縁なので、聞きたいことががあったらなんでも聞いてくださいね。」

「えっ、本当ですか!ではお言葉に甘えて。実はうちの息子が将来プロサッカー選手になりたいと言ってまして。プロサッカー選手になるための道についてお伺いしてもよろしいでしょうか。」

今度は店長だ。

よくもまあ初対面の人に対してこの距離感で話せるな。そもそも仕事中、お客さんに対して個人的な質問するのはどうなんだ。少なくとも僕はできない。というかダメだろ普通。そういうオープンな感じがこの人たちのいいところではあるのだけど。。さこたはそう考えながらコーヒーを淹れるために店の奥に入っていきました。

「ははっ、なんだか楽しい喫茶店ですね。今日は時間があるので、コーヒーをいただいてからしっかりとご説明しましょうか?」

「いいんですか!」
「はい、もちろんです。ちょうどサッカーについてのマガジンを作ろうと思っていたところですので。」

「マガジン?」
「あっ、オンライン上で読めるサッカーウェブマガジンを作ろうと思っていたところなんです。もし今後分からないことがあれば、そちらでしっかりと解説していこと思いますので、楽しみにしていてください。」
「そういうことなのですね。ありがとうございます!」

~~~平成のJPOPが流れる店内で、小池純輝選手はコーヒーを楽しみました~~~

#2-2に続く☕

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