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ボローニャ国際絵本原画展2019
「夏のアトリエ」 絵本ワークショップ ①
板橋区立美術館の夏のアトリエは毎年、その年の審査委員が来られる。
今年はDiego Biankiさん。
初日は、展示会場を見て回り、どういう観点で入選作品を選んだか解説して下さった。
今年は、技法もテーマもバラエティーに富んでいて、一つ一つとても丁寧に作品を読み解き、議論に議論を重ねて選ばれたのが伝わってきた。
で、私の絵はどうだったのか。
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まず、何より、年々少なくなっている”原画”である点を褒めて頂いた。 出力か原画かで評価が大きく変わるわけじゃないけど、 審査委員は、出来れば原画が見たいのだ。
原画だと、好感度アップは間違いない。
次に、高く評価されたのは、 「ウサギとカメ」「狐とコウノトリ」「ネズミ会議」の3点の作品。 デザイン化、抽象化された構図が素晴らしいとのことだった。
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後の2点は、テキストのママの”挿絵”なので、 先の3点との違いが審査委員の間でも議論になったらしい。
そんな深いところまで考えずに出したのが、 バレてたんだとも思った。
イタリアの展示では、他の人が5枚中4枚展示されている中、私だけ2枚の展示だったから。
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それなら、「塩を運ぶロバ」にすれば良かったかな、 とふと思った。
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冊子の掲載は「うさぎとかめ」の一枚のみ。左が日本語版の東京印書館、左は海外版、イタリアのコライーニ出版制作 。
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海外版は日本語版より分厚く(22mm vs 15mm)、そして、重い(1100g vs 870g)。中、表紙ともに、少し厚めのざらっとした質感だ。
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発色、コンパクトさ、全て日本の印刷が上のようにも思えるが、個人的には海外版のざらっとした感じが好きだ。
ちなみに、今回入選した作品のラフがこちら。
ジャジャーン! このスケッチを元に、布と糸と対話しながらアドリブで作り込んでいくのだ。
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各作品についてのコメントは、Behanceのサイトに掲載しているのでご覧くださいませ。
今回の入選作品が掲載されたZine "Applique Style"は、MICAOのオンラインショップでもお取り扱い中です。
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