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美味しい真菰茶を作りたい!

こんにちは、こあらです🐨
今日は真菰(まこも)の茶葉の焙煎方法について綴りたいと思います。

全国の真菰茶には様々な種類があり、

•乾燥させた葉をカットしたもの
•乾燥させてカットした葉を焙煎した茶葉
•乾燥させた葉を粉末にしたもの

と大きく3種類があります。

乾燥させてカットした茶葉

そして、そこからさらに種類分けをすると、

•真菰の根本の茎部分を使ったもの
•根本を除いた葉の柔らかい部分を使ったもの
•根本と柔らかい部分の両方を混ぜたもの

と、さらに3種類に分けられます。

真菰の根本部分は茎が太く厚みがあり、細かくカットして枕の材料にも使うことができます。
反対に葉の上の方は薄く柔らかいため、しめ縄やアクセサリー作りに向いています。

根本に黒穂菌がつくとマコモタケができます

この根本と葉先はどちらもお茶に使うことができますが、比較的葉先の方が青臭さがなくお茶に向いていると言われているため、まこあらファーム(私が来年開業する農園)では平たい葉の部分をお茶に使い、根本は枕に使うことにしました。

◆土鍋焙煎

さて、使う部位が決まったら次は焙煎方法です。
私はまずは土鍋での焙煎を試してみました。
我が家の土鍋は親族が三重県で作っている萬古焼です。
きっと美味しくなるに違いない、と思って焙煎してみたのですが…

こげやすい!

我が家のキッチンはIHコンロのため、土鍋の底にIH用の金属プレートが入れる必要があります。
その金属プレートに張り付いた真菰の茶葉が、熱されすぎて焦げてしまっていたようです。

金属プレートに張り付くのが原因であれば、金属プレートを外して直火で焙煎すれば上手くいくかもしれません。
次回は土鍋を直火であたためて焙煎してみようと思います。

◆炭火焙煎

次に試したのは炭火での焙煎方法です。
コーヒー用の網カゴの焙煎器を購入し、自宅にあった七輪で炭火焙煎をしてみました。

こちらは土鍋の時よりもムラなく焙煎をすることができました。

シャカシャカ振りながら焙煎します

こちらの場合は、網カゴにたくさん茶葉を詰め込みすぎるとシャカシャカ振った際に中身が混ざらず、同じ所ばかりが焙煎されて焦げてしまうため、少量ずつしか焙煎できないのが今後の課題となりそうです。

また、しゃもじ等で混ぜて焙煎できる土鍋と違い、炭火焙煎では焙煎器のカゴをシャカシャカ手で振らないといけないので、手が疲れないように持ち手に工夫をする必要がありそうです。

◆フライパン焙煎

最後にフライパンでも焙煎をしてみました。
手間暇かかっている炭火焙煎と比べて味はどうなのか、土鍋焙煎と比べてムラなく焙煎できるのか等を調べてみました。

すると、フライパンでは焼きムラが最も少なく焙煎できることが分かりました。
ただし、焙煎後の茶葉の良い香りは土鍋や炭火での焙煎と比べるとやや薄く感じました。

◉味比べ

今回は土鍋焙煎(発熱プレートあり)と炭火焙煎、そしてフライパン焙煎で真菰茶を焙煎してみたのですが、面白いことに味は全く違う印象になりました。

土鍋焙煎の真菰茶は深みがある味になり、炭火焙煎は柔らかくあっさりした味に、フライパン焙煎はコーン茶のような甘みがある味となりました。

炭火焙煎の真菰茶


どの味も甲乙つけ難く、それぞれに良さがあるため、まこあらファームで販売をする際は味が選べるようにしたいなと思いました。

今回は焙煎方法で味比べをしましたが、次回はお湯を沸かす鍋の種類でも味の変化があるのか試してみたいと思います。
さらには、飲む湯呑みによっても味の印象が変わるのかも試してみると面白いかもしれません。

最後までお読み頂きありがとうございました🌸
応援のほど、どうぞ宜しくお願い致します
🙇🏻‍♀️

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