見出し画像

【雑談】発注ピークを迎えたコンサルタントの生態

今年度の発注ピークを迎えてた8月は、自治体からの業務受託で生計を立てている人にとってかき入れ時ですが、寝る暇もないくらい忙しいのも事実。私の50歳を超える上司も、先週、提案書づくりで貫徹していました。

週に1~2本の提案書や入札を抱え、本業の仕事もこなす日々は、それはそれはハードです。家族旅行をキャンセルできず、旅先から深夜・早朝に電話会議に入り、家族から顰蹙を買う人。家族旅行で沖縄に行った同僚に、自分の提案書の印刷・提出をお願いする人。

私も昨年、お盆休みに夫の実家に帰省するタイミングと、提案書のタイミングが重なってしまい、義実家の家事を一切放棄して提案書を書いていました。

コンサルタントは、自分で営業して仕事を作り、取ってきた仕事を自分でこなす、孤独な業界です。誰も肩代わりしてくれない。自分の食い扶持は、自分で稼ぐしかない。人間が資本のコンサル業界は、どこも同じだと思いますが、

自分の収入分を自分で稼げなければ、会社にいることはできません。上司や営業担当者が仕事を持ってきてくれることは、まずないのです。仕事を取ってくるだけでなく、自分で生産もしなければならないし、そのアウトプットがいまいちだったら次の仕事につながらないどころか、最悪の場合はクレームや指名停止(これはコンサルとしての死刑宣告も同じ)につながってしまいます。なので、自分の生産力や体力を見極めながら、ぎりぎりのラインで受注案件を調整したり、新しい案件にチャレンジしたり、を繰り返すのです。

食べていくためには、私生活を犠牲にしてでも仕事を優先せざるを得ない状況があります。仕事が立て込んで眠れない日が続くと、不動産会社のようにアセットで稼ぐ仕事に心底憧れたりしますが、結局は、行政とともに社会の課題に真っ向から取り組んでいる、という誇らしさは何物にも代えがたく、このようなサバイバルな生活を17年も続けています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?