【ほぼ日更新/ネタバレ御免】JOJO3部4巻読んだ

 ほぼ日更新7日目。漫画を30分で読む時間を含め、なるべく1hに収まるよう、それに関する絵と記事を書く日課。

※作品に関するネタバレ注意です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――


 チェンソーマンを最新刊まで読んだので次に行きます。ジョジョです。
 1部から3部3巻まで先週読んでしまったので、半端だけどこの巻から。一応初見です。2部のエシディシの「あんまりだァ~!」と、5部のブチャラティの「吐き気を催す邪悪とはッ!!」しか知らない。


 第三部、どこか勧善懲悪めいている。
 スタンド使いが登場する最初は、スタンド使いに体を乗っ取られたり人質を取られたり一対一に持ち込まれる承太郎一行だが、次第に敵の弱点を見破り、最後には敵をヒンヒン言わせながら撃破するというテンプレをなぞる話の構成が4巻までで続いている。
 第三部も始めこそ対峙することで理解し合う仲間を増やしていくというような、第一部、第二部にもある構成が見られるものの、3巻、4巻となれば、調子に乗ったスタンド使いをボコボコにする展開が連続している。
 第一部と第二部は敵にも誇りやカリスマ、ぶっ飛んだ醜悪さが強くあったが、第三部で襲ってくる雑多なスタンド使いはほとんど小物で、死ぬときに命乞いをする連中ばっかりだなあという印象。そいつらを主人公一行が迷いながら殺されかけながら最後には打ち勝つところが気持ちいい。という点から、勧善懲悪モノっぽさを感じる。

 絵や言い回しに凄まじく特徴があって、絵で抵抗を示す層がいるくらいである一方、やってることは勧善懲悪の王道と少年誌っぽいギャグなんだよな。このギャップ、物語のキャッチーさに根強いファンがいるんだろうなと思った次第。

 ところで劇画風の絵にはギャグが欠かせないらしい。張り詰めた現実感の上に鎮座する"崩し"の要素が諸々を引き立てるとのこと。確かに知る限り、リアルなタッチの漫画は案外意味不明なギャグ路線をぶち込んできたり、逆にデフォルメ風タッチの漫画やアニメの方がシリアスめになることは多い気がする。とか、ジョジョを読んでいると思った。
 ギャップ性こそがこの作品の面白さなのかも。ただ、有名になりすぎて、時間も経ちすぎて、もはやネタの多くがどこかの作品で見られるようなものになっているから、もっと早くに知れば今よりずっと楽しめたかも。今でさえ十分面白いが。


画像1

承太郎模写1h10min。なんて女性的な顔立ちをしてるの…


 7月30日の26時なので毎日更新継続中です。いいね?