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ouch - Bring Me The Horizon【和訳】

※!注意!※
コメントでの指摘を受け、この記事の和訳の内容を大幅に改訂しました
割と間違いだらけの和訳となっているため、以下リンクの新版を閲覧されることを強く推奨いたします
以下、ログとして残しておきます。




"これはよくある話だと思ってたんだ
電話越しに叫ぶ、君の恋人の声を聞くまでは"

この曲フィーチャリングの表記がないんですがイントロのポルトガル語以外Oliが歌ってる声に聴こえないんですよね。ピッチ上げてるんでしょうか……

さておき、この曲はOli自身の曲です。

interludeであるこの曲で、自分自身に起きた出来事をつらつらと語っています。
この曲からmedicineに繋がるんだからほんと救いがないというか、いや救いはきっとこのアルバムまでちゃんと彼の音楽が続いたことにあると思うんですが、なんだかすごく悲しい2曲ですね。
でもこれとちゃんと向き合って音楽の形にしたのはやっぱり凄いと思う。

抽象的な説明が続きましたが、
近年のOliの変遷を知っている方なら、和訳を見るだけで何を歌っているのか分かると思います。


Tu as tué mon bébé
まるで君は月のようだった

Na, na, na, na
Na, na, na, na, na, na, na
Na, na, na, na
Na, na, na, na
Na, na, na, na, na, na, na
Na, na, na, na

I always knew this is gonna end in tears
Didn't think your wrists would keep a souvenir
And I thought that I had heard it all
Till I heard your lover screaming down the phone
僕はいつも知ってたよ
これは終わり行くものなんだと、涙を流しながら
まさか君が、あれをまだ身に付けていたなんて
あとは、
これはよくある話だと思ってたんだ
電話越しに叫ぶ、君の恋人の声を聞くまでは

I know I said I was under your spell
But this hex is on another level
And I know I said you could drag me through Hell
But I hoped you wouldn’t fuck the Devil
君に魅せられたんだ
そう言ったことは覚えてるよ
ただ、君の呪いはそんなもんじゃなかったんだ
君となら地獄にでも行ける
そう言ったことは覚えてるよ
ただ僕は、君が悪魔じゃないと信じていたんだ

Na, na, na, na
Na, na, na, na, na, na, na
Na, na, na, na
Na, na, na, na, na, na, na

This was gonna end in tears
Didn't think your wrists would keep a souvenir
And I thought that I had it all
Till I heard your lover screaming down the phone
僕はいつも知ってたよ
これは終わり行くものなんだと、涙を流しながら
まさか君が、あれをまだ身に付けていたなんて
あとは、
これはよくある話だと思ってたんだ
電話越しに叫ぶ、君の恋人の声を聞くまでは

I know I said I was under your spell
But this hex is on another level
And I know I said you could drag me through Hell
But I hoped you wouldn't fuck the Devil
君に魅せられたんだ
そう言ったことは覚えてるよ
ただ、君の呪いはそんなもんじゃなかったんだ
君となら地獄にでも行ける
そう言ったことは覚えてるよ
ただ僕は、君が悪魔じゃないと信じていたんだ

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この曲のイントロと"fala amo(愛)"以外にポルトガル語の使われないこのアルバムです。何かこのイントロの言葉に「愛情」に近い感情が込められているように感じます。
あなたはまるで月のようだった。

その月とは魔性の存在で、まるで惹かれるように彼は魔性を愛した。
ただ結果として、その魔性は悪魔で、
別の恋人と添い遂げて彼を裏切る悪魔だった。

まあ単刀直入に言ってどう考えてもOli自身の離婚に関する曲です。
amoのインタビュー記事でも度々見た「離婚」の文字は間違いなくこの曲のことを言っているのでしょう。

5thAlbumのTrue Friendsもある種この曲に近い遣る瀬無さを感じる曲ですが、
ouchではより具体的に何が起こったのか、何を思っていたのかが描かれています。
I hopedなんて過去形の表現が使われることは珍しいし、間違いなく「過去の一点においてあった出来事」を指しているように思います。

Oli自身この出来事は相当のショックだったようで、人間不信に陥るほど強烈で向き合い難い過去だったそうです。
けれど今では他の方と結婚し、この曲を形にするまでに至った。

「バンドマンの彼女になると歌にされる」なんて言葉がありますが、
たとえその歌が憎しみだったとしても、世界で戦うアーティストにとってここまで特別で大きな存在になれていたことは誇るべき事実じゃないかなとは思います。これは勝手な一個人の意見だし、相手方が不満に思うならそれはそれで間違ってはいない反応だと思います。
ただ、これも愛情の一つの形であり、愛情の一つの裏返しであり、紙一重で異なる特別になってしまった、悲しい過去なのでしょう。

「自分自身の中にあることしか歌えない」と語るOliにとって、
”amo"と題打たれたこのアルバムで、この話題を出さないわけにはいかなかったのかもしれませんね。


*memo*

※Tu as tué mon bébé
ポルトガル語として翻訳機にかけると「赤ちゃんの月としてのあなた」と出てきました。分からんわ。
“You're as the moon baby”ってところでしょうかね......英語にはない意味が含まれている可能性も高いので一概にこうとは言いきれないし、そもそもポルトガル語をよく知らないのでここはかなり不安です。moon babyって何を表してるんだろうな。
月には魔性が宿るなんて言いますし、この後でてくるspellやhexといった歌詞にリンクしているようにも思えます。いや月に魔性が宿ってるのは遊戯王の話か?まあでも夏目漱石もI love youを月がきれいですねと訳した逸話があるし。月とは愛情や惹かれるもの、魔性の象徴なのかもしれません、

※souvenir...... 直訳すると「お土産」なんですが、意味合い的には「旅の記念品」とか「特別なもの」の意味があるみたいです。
どう特別な何なのかこの歌詞では語られていませんが、たぶん相手がまだその特別なものを手首に付けているとは思いもしなかった、ということだと思います。
それは歌い手自身に関わるものなのか、それともyour loverに関わるものなのか。


↓↓↓amo全曲訳しました。興味があれば是非ご覧ください↓↓↓